NHKラジオの名物番組『全国こども電話相談室』。子どもたちの素朴疑問に専門家が答えるものだが、大人だって疑問はある。クルマに関する素朴な疑問を自動車評論家をはじめとする専門家に聞いてみた。センセーのみなさま、そしてパニッツィ先生、教えてちょうだい!
それはズバリ、どうでもいいもの、あるいは敵対的存在になったからだと思いますよ~。
バブル期までは、彼がどんなクルマに乗っているかは、自分の女としての地位、ステイタスにかかわるとても大事なポイントだったので、女子もクルマにかなり興味を持っていました。スポーツカーも好きでしたし、高級車も好きでした。「女が男をクルマで判断する」という風潮が蔓延して、社会問題になったほどです。当時はまだ日本経済が伸び続けていて、今の中国みたく、みんなが豊かになるレースをしていた。女もその勝者になりたかったんです。
でも今はそれが、「貧乏にならないレース」になっています。高いクルマを買うことは貧乏への道。女の敵です。なので女性は、クルマの話をしなくなってしまいました。(清水草一先生)