飲み放題、食べ放題の「横着ダイエット」で2㎏痩せた

現代ビジネス編集長体験記  「デジタルは人を健康にするのか」 Vol.3
瀬尾 傑

 朝晩、記録をつけるという行為自体は簡単だが、やはり効果がある。

 自分の体重が増えていくのが一目瞭然なのである。記録をつけ出すと面白い。体重とは不思議なモノで、食べた翌日がすぐに太るとは限らない。1日後に体重が増えているケースがあり、あれ何でかな、と思うとあの1昨日の夜、焼き肉のあとに食べたコムタン・クッパが原因だったのではないか。いや、そもそも焼き肉という選択肢そのものが拙かったのではないか、そんなこと反省がどこかで頭をよぎるようになる。

 この年末年始は、微妙だが確実に体重が増えてきていることを実感できた。これは結構な恐怖である。

 たとえて言うなら日本の財政。赤字国債を重ね、これはもう取り返しがつかないことになっているのではないか。ポイント・オブ・ノーリターンを超えてしまったのでないか。このさきには、もはや止められないインフレが待っているのではないか。ーーそんな財政事情と、自分の体が二重写しになってくる。嗚呼、「体重のハイパーインフレ」だけはなんとか避けたいではないか。

 そんな思いが酔っぱらっていても、頭のどこかをかすめるようになる。

「飲み放題」でも200グラム減量を実感

 もちろん、というか残念ながら酒を飲む量は減らない。ただ勢いで食べ過ぎるというのが減った。「今日の最後はこれで締めるか」という回数が自然に減った。

 先日も編集部の新年会を池袋の居酒屋で開いたのだが、飲み放題ということで散々飲みまくり、「ぶりしゃぶ」もたらふく食べたにもかかわらず、翌朝200グラムやせていた。唐揚げをひとつで止めたのがよかったのか、それともご飯モノに手を出さなかったのがよかったのか。そんなことを考えることができるの朝晩ダイエットのよさだ。その結果が2㎏の減量になったのである。

 何かを我慢するわけではなく。飲んで食っては続ける「横着ダイエット」。この行く末をもうしばらくの間、温かい目で見守ってください。