ツィッターを騒がす「天才経済中学生」はいかにして生まれたか
「異色対談」西田成佑×岩瀬大輔 vol.1岩瀬: (一緒に上京した友人の男子に声をかける)ちょっと聞きたいんですけど。西田さんは、学校ではどういうキャラクターですか? そもそも、東京で取材を受けるような人になっていることを、みんなは知っているんですか?
友人: だいたいの人が知っています。クラスでは、ちょっと変わった人(笑)。賢いから勉強ベッタリと思われてるところもあるけれど、いつもは変な人です。
仲間が見つかるツィッターの魅力
岩瀬: ツイッターをはじめての驚きや発見は?

西田: う~ん(深く考えて)。自分と同じ興味をもっている人がたくさんいるんだなあと。
岩瀬: そこがツィッターのいい点ですよね。昔なら西田さんのように経済に興味をもった中学生がいても、同級生に同じ趣味の人はなかなかいなかったでしょう(笑)。それがツィッターでは年齢を超えて同好の士が見つかるから、議論の相手もいるし、どんどん知見が広がっていく。
ツィッターによって学校とは違う大人の人とのやりとりが急に増えたでしょう?西田さんは大人の「いなし方」が上手ですよね。相手は中学生だからと失礼なからみ方をする人もいるでしょう。そういう人とは、どういう気持ちで接しているんですか?
西田: (からむ人は)いますね。まあ、また来たなあと。
岩瀬: しようがないなと(笑)。適当にあしらうわけですか。
西田: そうです。
岩瀬: インターネットに触れ出したのは?
西田: 5歳くらいからインターネットをやってました。週に1回するかしないかでしたけれど。
岩瀬: 5歳!? 5歳で漢字読めた?
西田: ちょっとだけ。5歳のときは、子ども向けのゲームコーナーで遊ぶ程度ですから。
岩瀬: ウィキペディアを読んでたわけじゃないんだ。
西田: インターネットで毎日ニュースをチェックしたり、ネットサーフィンするようになったのは、小学6年生になってからですね。