2011年を騒がすキーワードの一つは「シェア(共有)」でしょう。米国では人々の生活の中に「シェア」が浸透しつつあり、車や空き部屋、使っていないモノなどを共有し、そこから金銭的・精神的な豊かさを享受しようというムーブメントが起こりつつあります。(参考:『ソーシャルメディアにより広がる「シェアリング・エコノミー(共有型経済)」の大きな可能性』)
一歩遅れて日本でも、シェア系サービスは登場しています。先日紹介した「ツイッターでモノをあげたりもらったりできる」リブリスはその一つです。(参考:『ツイッターでモノをあげたりもらったりする人々日本発のモノ共有系サービス「Livlis(リブリス)」がスタート』)
今回紹介したいのは、同じく日本発のシェア系サービスの一つ「CaFoRe(カフォレ)」です。カフォレは「車」を共有するためのプラットフォームです。
「なんだカーシェアリングか、別に珍しくないじゃないか」と思われる方が大半だと思いますが、カフォレの特徴は「個人間」カーシェアリングであることです。
皆さんは車をお持ちでしょうか? 毎日乗っているという方も少なくないでしょうけれど、中には休日しか使わない、という方もいらっしゃるはずです。大金を払って維持しているのに年間の稼働率は低い、という現状はないでしょうか。
そんな時はカフォレを使うと良いでしょう。カフォレは、駐車場で出番を待っているあなたの車を、使っていない時間帯だけ第三者に有料で貸し出すことができるサービスなのです。
論より証拠、ぜひこの場でリンクをクリックし、「カフォレ」にアクセスしてみてください。ファミリーカーからベンツ、ポルシェ、フェラーリといった高級車まで、様々な車が一般的なレンタカーより安い値段で貸し出されていることに驚くはずです。
あるユーザーは2010年の1年間で25回以上車を貸し出し、20万円以上を稼いでいます。使っていない車を貸し出すだけで、これだけの副収入を得られてしまうのです。
借りる側からすれば、レンタカーより安い価格で車を利用することができます。車種や使用年数にもよるため一概には比較できませんが、丸一日レンタルした場合では、一般的なレンタカーの半額以下で利用できるでしょう。
個人と個人が貸しあうことに不安を覚える方もいるとは思いますが、貸し手、借り手ともに保険に入ることが求められるため、事故トラブル時も大きな心配はありません。盗難を防止するための本人認証の仕組みも用意されています。