藤田晋サイバーエージェント社長「どうやって利益を得るかは流行ってから考えればいい。最初のリードが肝心です」

見城徹氏との共著『憂鬱でなければ、仕事じゃない』がベストセラー

 ---現在は、ツイッターやフェイスブックなどが隆盛ですが、ソーシャルメディアへの取り組みをどう考えていますか?

「ソーシャルメディアが出てきたのはつい最近ですから、これからもどんどん変化していくでしょう。そもそも、デバイスがPCやガラケーからスマートフォンに変わっていますし、今は過渡期と言えます。ツイッターはいまの段階ではひとつの圧倒的なサービスであることは確かですが、栄枯盛衰が激しく、すでに峠を越えたような感覚も抱いています。フェイスブックも同様かもしれません」

 ---スマートフォン市場は、これからどのように変わっていくのでしょうか?

「まだ分からないですね。一つにはアプリ化とウェブ化の点があります。iPhoneのビジネスモデルはアプリ形式ですが、アンドロイドはウェブ形式がメインになりつつあります。ですから、ビジネスモデルの中心が課金制なのか、広告収入になるのか、まだ誰にも分からず、情報を得ながら少しずつ戦略を変えていっている状態ですね。

 現時点でいえば、スマートフォンの市場が大きいのは広告のほうです。アップルストアのアプリのセールランキングに目を奪われがちですが、実際に市場が拡大しているのはアンドロイドのウェブです。グリーやモバゲーがガラケーからアンドロイド向けに転換させるための広告があるのですが、その伸び方はアップルが出しているアプリの販売とは比較にならないほどなのです」

 ---スマートフォンとPCでは、広告の打ち方や内容は変わってきますよね。その対応に苦しんでいる会社も多い。

「そうですね。現在のスマートフォンの市場を形成しているのは、自分たちのサービスを早く流行らせたいという理由でグリーやモバゲーが大量に自社の広告を出稿していたり、アプリをリリースする会社が出しているというのがメインなんですよ。これがどう変わっていくのか、これはまだわかりません。この世界は変化が早い。たとえばかつてと比べてポータルサイトの存在感が弱まり、グリーやモバゲーが台頭してきていると思います」

 ---海外戦略についてはいかがでしょうか?

「すでにアメリカでは子会社を立ち上げており、すでに月5~6000万円の売上になっています。これは、積極的に拡大していくつもりです。

 今の主戦場はスマートフォンで、今年が勝負所です。PCのビジネスであれば、多少ゆっくりでもなんとかなりますが、スマートフォンはそうはいかない。1年遅れると追いつくのに5年かかると言っても過言ではありません。それに、どうやって利益を得るのかというモデルは、流行ってから考えればいい。大事なのは、最初にリードしておくことなんです」

見城 徹, 藤田 晋
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