がん・脳卒中・糖尿病ほか「病気になりやすい人」の特徴

身長・血液型・学歴・家族構成で分かる
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この研究者によると、背の高い人のほうが細胞数が多く、その分、細胞が異変を起こしてがん化するリスクも高まるからでは? とのことだが、明確な理由はわかっていない。

次は家族構成について。驚くべきことなのだが、親の命日が突然死を招くという研究報告がある。

これはベネズエラの研究者が'08年の米国心臓学会で発表したものだ。それによると、調査した突然死102例(37~79歳)のうち、70%が心筋梗塞などの冠動脈疾患によるもので、12%は親の命日に発症していたという。さらに不思議なことに、このうちの約3分の1の人が、親の死亡年齢とほぼ同年齢だったというのだ。

ちなみに親の命日に突然死した人の8割は男性だったというが、家族構成と死亡の関係がより顕著なのは男性のほうである。

親と同居すると心筋梗塞に

カリフォルニア大学リバーサイド校のハワード・S・フリードマン博士の調査によると、離婚して再婚しなかった男性は短命で、その65%以上が70歳前に死亡しているという。さらに妻と死別した男性の場合、そのほとんどが数年後に死亡している。

ちなみに、女性は夫に先立たれても寿命に影響はみられなかった。

また、がんセンターでは、妻と同居していない男性は自殺リスクが上がることを指摘している。406件の自殺例を調べた結果、男性は独り暮らしや妻以外の家族(親や子どもなど)と暮らしている場合、妻と二人暮らしをしている男性よりも自殺リスクが5年間で2倍上がった。

一方、女性は、この場合も夫と同居か否かと自殺リスクに関係なし、だ。

女性は夫がいてもいなくても死にはまったく関係がないようだが、がんセンターのこんな報告がある。夫に加えて、子どもや親と暮らしている女性は、心筋梗塞など虚血性心疾患の発症リスクが高いというのだ。

夫婦二人暮らしの女性とくらべて、夫+子どもと暮らしている女性は虚血性心疾患のリスクが2.1倍に、夫+親と同居した場合、そのリスクは3倍になる。

「これはもうストレスが原因ですね。親と暮らしていれば子育てに加えて親の面倒を見なければいけないし、それが自分の親ならまだしも、舅や姑だったらストレスはいっそう強まるでしょう。ストレスは心臓を養う冠動脈の動脈硬化を進め、心臓の負荷を増大させるので心筋梗塞の原因となります」(前出・池谷医師)