大河ドラマ先取り!ビジネスに使える日本史
なぜか『さおだけ屋』著者が読み解く歴史の真相

 平清盛---一代にして権力の頂点に立ち、日本史上初の武家政権をつくった男。

 日宋貿易を積極的に行ったことで、先見性や国際感覚にも秀でた人物として知られています。

 しかし、今回の連載タイトルは「経営者・平清盛の失敗」。経営者としても優れているように思える平清盛に対し、なぜ「失敗」というレッテルを貼るのか?

 たしかに、平家滅亡という結果だけをみれば、失敗と言えなくもありません。

 では、一体なにが失敗だったのか?

 そもそもサブタイトルにある「平家滅亡の経済学」とは一体なんぞや。

 歴史ファンから見れば、疑問が湧いてくる表題ですが、これらについて、連載を通してお話したいと思っております。

山田真哉が歴史記事をかく理由

 ・・・おっと、申し遅れました。まだ名乗ってもおりませんでした。

 今週からこの連載を担当することになりました、山田真哉と申します。

 現在は、公認会計士・税理士を生業としていますが、子供の頃からの大の歴史マニア。

 歴史好きが高じて、就職のことなど全く考えずに文学部に入学。希望通り、日本史研究室に入り古文書三昧。歴史の研究者になることをずっと夢見ておりました。

 しかし、哀しいかな、研究者に必須の能力である「忍耐」が足りず、あえなく断念。

 その後、いろいろあって、歴史とは全くかけ離れた会計業界に身を置くことになり、10年余りが経ちました。しかし、忙しい日々の中でも、空き時間にはふと「なんとか歴史の世界に戻れないものか・・・」と思案している自分がいました。

 そんな時、某テレビ局より「経済の視点から歴史を解説してほしい」という依頼を受けました。

 歴史の話なら歴史学者に訊けばよいのでは・・・? と素直な疑問をぶつけたところ、どうやら「歴史学者も歴史作家も、経済の話になると途端に口が重くなる」そうなのです。

 確かに、縁あってビジネス界の最前線にいる今の自分が、この立場から改めて歴史を見れば、歴史研究者とは違った世界が見えるのかもしれない・・・。

 そんな漠然とした目算(妄想?)から、経済視点による歴史解説を引き受けることにしたのです。

 それからというもの、いくつか歴史に携わる仕事を頂くようになり、ついに初の連載にこぎつけました。

 史料や論文を読み漁り自分なりの考察を行う作業は、学生時代に戻ったようで、(仕事仲間には言えませんが)いまでは一番楽しい仕事になっています。

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