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児玉教授の満身の怒り

 7万人の人が自宅を離れて彷徨っている時に国会は一体何をやっているのですか!・・・これは、7月27日厚生労働委員会における児玉龍彦教授(東京大学アイソトープ総合センター長)の満身の怒りである。

 過日、「原発国民投票法案」を参院に提出する前日、みんなの党の勉強会に児玉教授をお招きした。委員会と同様に政府と国会の体たらくに対しお叱りを賜った。

 児玉教授曰く、「とにかく子供と妊婦を守ってくれ」。

 今回の原発事故後、枝野官房長官が「さしあたり健康にあまり問題はない」と述べた。児玉教授は、その時「これは大変なことになると思った」と語った。

 なぜならば、今回のように広島原爆29.6個分の放射性物資を漏出した場合は、低い線量の放射線物質を多量に残存させた点が考える前提となるが、政府は、従来の放射線障害の防止法のように「高い線量の放射線物質が少しあること」を前提としているからだ。

 放射線の総量が多くなると、これは粒子であるから、細かい粒子が沢山放出されたとなり、いわゆる稲わらの問題などになってくる。

 そして、内部被ばくの一番大きな問題はDNAの切断によっておこる癌(ガン)だが、妊婦の胎児、幼児など成長期の増殖がさかんな細胞ほど放射線障害をもつ危険性が高い。

 こういう中で今、何が起きているか。それは、いわゆる20キロ30キロ圏外の飯館村に近い方へ毎日100万円かけて子供が移動している。すなわち、線量の低い方から高い方へ移動している。

 南相馬の中心地区の海側でも線量が低いなど、放射線物質は「同心円上」に拡散していない。20キロ30キロ圏という分け方は全く意味がない。

 児玉教授は、幼稚園ごとに細かく放射線線量を測定していくことを訴える。

 食品安全については、稲わらの問題のように3月19日の農水省の通達は、牧草は規制対象として明示されていたが、その他飼料は徹底されていなかった。その頃は、南相馬の市長が水も食料もガソリンもないとウェブ上で訴えていた時期だ。紙切れ1枚の通達へ対応できた人がどれくらいいたか。だから、食品安全検査の徹底も主張する。

 滑り台の下などは子供が手をつく場所だが、滑り台に雨水が流れると毎回濃縮することから緊急除染が必要だ。

 児玉教授は熱誠溢れる姿で我々に問いかけてくれた。

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