70歳から肉体改造に挑戦する鳥越俊太郎「私の健康法」

ガンとの闘いを乗り越えた人気キャスター (前編)

 土日は講演のスケジュールで埋まる。がんや医療関係の講演依頼なら、北海道から沖縄まで必ず出かけてゆくが、ご当地の珍味佳肴には見向きもしない。

「講演に行くと、よく昼食を出されるんですが、断るので驚かれますね。いただくのはコーヒーだけ。夜のパーティにも誘われますが、それも断って、ホテルの部屋で一人で食べます」

健康に大事な"快眠"を6時間確保する

 鳥越氏の朝は早い。テレビ朝日の朝のニュース番組、スーパーモーニングに毎日レギュラー出演しているためだ。3時半に起床して、6時前にはスタジオ入りする。

「快眠は健康に大事な要素。たまに眠れない夜があるので、そんな時は睡眠外来の先生が進めてくれた睡眠導入剤を服用します。6時間の睡眠を確保するため、夜は9時半には寝てしまいます。だから夜、飲み歩くこともないですね」

 そんな鳥越氏も、毎日新聞社に勤めていた時や、フリージャーナリストになった当時の生活は、目も当てられないものだった。

「夜討ち朝駆けや、編集室に泊まり込みで記事を作るので、まとまった睡眠時間はない。煙草も吸い、食生活もめちゃくちゃです。一人暮らしだったので、食事を作るのも面倒でした。

 マグロの刺身ときゅうりとトマトで、ビールを飲む。マグロはたんぱく質を、きゅうりとトマトでビタミンを取る。それにビールは麦だから、麦飯を食べている感覚で、これでバランスがとれているだろうと、自分を納得させていたんです。でも、体にいいわけがない。

 仕事を終えてマンションに帰るときは、壁に手を当てて体を引きずるように歩いていました。今ではさっそうとして帰ってますよ」

 今年70歳を迎えたのを機に、"記念事業"としてスポーツジムに通い始めた。

70歳からでも肉体改造ができるのか挑戦してみよう

 現役時代の清原和博氏のトレーナーで、他にも著名人を数多く指導しているケビン山崎氏のジム「トータル・ワークアウト」だ。パーソナルトレーナーがついて、メニューを作ってくれる。週に3回、各1時間、ウォーキングや、筋肉トレーニングで、じっくりと汗を流す。