藤田康人(株式会社インテグレート社長)「ソーシャルメディア時代にマーケティングの必勝法はあるのか」

話題の本『どう伝わったら、買いたくなるか』著者に聞く

---Twitterはどうでしょうか。

藤田: Twitterは、喜怒哀楽の激しいメディアです。震災直後の使われ方を見ていても、関心が美談に集中したかと思えば、とたんに特定の対象をdisり始めます(disる=叩く)。Facebookに比べると、匿名性が強く、信頼性は劣ると言えるかもしれません。だからといって、Facebookが万能かというと、そうとも言えません。マーケティングに活用したい企業が、甘い誘惑に駆られてコントロールしようとしても、これは相当難しいことです。安易に介入しようなどとは考えない方がいいでしょう。しかし、ただ逃げているわけにもいかない。今はそういう時代です。

---google+が話題になるなど、まだまだ新しいメディア、デバイスが登場してくると思います。統合マーケティングはどうなっていくのでしょうか。

藤田: メディアもデバイスもどんどん変化していきますから、より複雑に、多様化していくと思っています。ただ、人の心を動かすコンテキストやメカニズムは変わらないし、ストーリーの重要性も変わりません。

藤田 康人(ふじた・やすと)
1964年東京都生まれ。味の素を経て虫歯予防に効果がある甘味料メーカーの極東支社を設立しキシリトールブームを仕掛ける。2007年インテグレート設立、代表取締役就任。著書に『漂流する広告・メディア』『99.9%成功するしかけ』『どう伝わったら、買いたくなるか
 

藤田 康人
『どう伝わったら、買いたくなるか 』
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