患者にはとても言えない「病院の真実」前編

医者・看護師・事務員が明かす
週刊現代 プロフィール

 心臓病の治療にはロボットが使われる時代になった。いま最先端治療として注目される手術用ロボット「ダヴィンチ」を使用する手術は、狭心症・心筋梗塞に対するバイパス手術から心臓弁膜症、先天性心臓病まで、「傷が小さく、術後の回復も早い心臓手術」を可能にした。

 現在この治療を受けられるのは、金沢大学附属病院(石川県金沢市)、東京医科大学病院(東京都新宿区)、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)の3病院に限られている。

■胃がん

 東は癌研有明病院(東京都江東区)の佐野武医師、西では兵庫医科大学病院(兵庫県西宮市)の笹子三津留医師が双璧だ。

 また、胃がんや食道がんにおいても、最新の「ロボット手術」が注目を集めている。

 その手術を日本で初めて成功させたのが、名医として名高い藤田保健衛生大学病院(愛知県豊明市)の宇山一朗医師である。

■肺がん

 順天堂大学医学部附属順天堂医院(東京都文京区)呼吸器外科の鈴木健司医師と、大阪府立成人病センター(大阪市東成区)呼吸器外科の児玉憲医師。

 肺がんでは、胸腔鏡と手術を組み合わせ、最小限の傷で治療する「ハイブリッド胸腔鏡下手術」が世界的に注目を集めている。その手法を開発した名医として知られるのは、広島大学病院(広島市南区)呼吸器外科の岡田守人医師だ。

■大腸がん

 都立駒込病院(東京都文京区)の森武生名誉院長と、神戸大学医学部附属病院(神戸市中央区)の豊永高史准教授。豊永医師は、切らずに治す大腸がんESDの第一人者でもある。

■肝臓がん

 日本赤十字社医療センター(東京都渋谷区)の幕内雅敏院長と、近畿大学医学部附属病院(大阪府大阪狭山市)消化器内科の工藤正俊医師。

■歯科

 歯周病細菌検査のスペシャリストで、インプラント専門医としても知られているのは、吉野歯科診療所・歯周病インプラントセンター(神奈川県横浜市)の吉野敏明所長。治療技術も折り紙付きだ。

 歯の噛み合わせ治療では、飯島歯科医院(東京都大田区)の飯島国好院長が名高い。その腕を慕って長期通院患者が多い。

 最新医療として注目を集めるのは、歯を削って詰め物をするかわりに、人工エナメル質でコーティングするという歯に優しい「接着歯科」('08年保険適用)である。痛みも少なく、麻酔注射も必要のない画期的な治療法だ。

 また、歯周病の原因菌をDNAレベルの検査で調べ、割れた歯を再生できる歯周病再生医療がある。これは、歯を抜かずに治療ができ、歯と歯肉が若返る効果もある。

■眼科

 白内障の年間手術数が5000例と圧倒的な世界一を誇っているのは、三井記念病院(東京都千代田区)の赤星隆幸医師。「プレチョップ法」という新たな白内障手術を開発した名医でもある。この手術は、1回の手術時間が平均3~4分という驚異的な短さで、副作用も少なく、画期的な手法として注目を集めている。

医は算術でもある病院と医者がしたがる検査と治療

 病院や医師がやりたがる検査や治療―それは、裏を返せば「儲かる検査・治療」ということも少なくない。やたらいろいろな検査を受けさせられることがあるが、それは本当に必要なものなのだろうか? と疑問に感じたことはないだろうか。事実、患者には知られたくない「儲かる」検査や治療があるというのだ。