お店選びで悩んだら、こんな探し方をする

 お店選びの達人になると、お店の外観を見ただけで、その店の味が想像できるという。私には、そんな眼力も経験も無いが、お店を選ぶときのルールを決めておくと、イザという時に迷うことが無い。そんな7つのルールをまとめてみた。

店を決める7つのルール

1.メニューが少ないお店

 メニューが少ないということは、裏返せばその料理にそれだけ自信を持っているということだろう。例えば、ラーメン店なら、味噌・塩・醤油、カレー味に餃子やチャーハン、スイーツまで揃っているお店より、醤油ラーメンとチャーシューメンしかない、といったお店の方が美味しい可能性が高い。

2.裏通りにあるお店

 表通りにあるお店は立地だけでお客さんを集めることができる。裏通りでも繁盛しているお店は、本当に実力のあるお店である証拠。悩んだら、できるだけ不便な場所にあるお店の方を選ぶ。裏通りのお店は、店舗の賃料も安いだろうから、その分リーズナブルに楽しめるお店の可能性も高い。

3.有名人の色紙が飾っていないお店

 有名人の色紙が飾ってあるお店は、話題店かもしれないが、美味しいお店の可能性は低い。そもそも「有名人=味のわかる人」ではないことは、テレビのグルメ番組を見ていればわかること。

 そんな人たちの来店を自慢しているお店が味にこだわっている可能性は低い。

4.ネット上で割引クーポンを配布していないお店

 クーポンで集客しているお店は、クーポンが無いとお客さんが集められないと考えているから。本当の実力店は、この手のサービスは一切行わない。その代わり、お店の魅力を日々磨き続け、常連のお客さんをガッチリ掴んでいるのである。

5.電話の応対が親切なお店

 電話の応対は、お店とお客の最初の接点である。顧客志向の魅力的なお店ほど、電話の応対が丁寧で気が利いている。人気店になると急に電話の応対がぞんざいになるお店があるが、そんなお店はいずれ衰退していく。

6.クレジットカードが使えないお店

 クレジットカードは便利であるが、お店側にとってはコストになる。カード会社に対して5%程度の手数料を負担しなければならないからだ。カードが使えないというのは不便ではあるが、その分を顧客に還元している、ある意味良心的な選択とも言えるのである。

7.ランチをやっていないお店

 ランチ営業には2つの目的がある。1つはディナー客の来店のきっかけにしてもらうこと、そしてもう1つは、一日の売上アップである。つまり売上が充分確保でき、集客にも困っていないお店はランチ営業する必要がない。「ランチ営業していない=人気店」なのだ。

 7つのルールに当てはまらない例外もきっとたくさんあるだろう。しかし、まったく土地勘のない知らない街でお店探しといった時に、このルールを使えば良いお店が見つかる可能性が高められるはずだ。

<グルメの法則 24  
イザという時のために、お店選び"7つのルール"を持つ


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7つのルールで選んだこちらのお店もおすすめです

「園山」(東京・恵比寿)
 
  タレント・料理研究家の園山真希絵さんが営む家庭料理の店。学生時代に20数キロのダイエットに成功した、園山さんのノウハウが盛り込まれた料理の数々は、味のみならず健康にも配慮した優しい味つけで人気。
 
  人気店・話題店が林立し賑やかな宴が繰り返される恵比寿にありながら、古い民家を改造した店内では、街の喧騒から逃れてゆっくりとした食事が楽しめる。隠れ家ムードを維持するため、完全紹介制。
詳細>> 食べログ 
 

「うまいもん屋」(東京・築地)
 
  基本は3500円からはじまる"おまかせ"のコースのみ。*
 
  その内容は、和洋中にこだわらず、とにかく"うまいもん"をバンバンと、まるで連射砲のごとく繰り出してくる。しかも、鮎や伊勢海老などの高級食材も混じえ、量のみならず質でも圧倒。
 
  おしゃれ要素はまるでないお店だが、その分を"うまいもん"を出すためにつぎ込んでいる。誰もが納得するコストパフォーマンスの良さだ。
 
*)鍋のコースもあるが要予約。
詳細>> 食べログ 


実は上のふたつのお店とも7つのルールのうちひとつを満たしていません。何を満たしていないかは、ご自身でぜひお確かめください。

著者:内藤 忍(ないとう・しのぶ)
株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長。1986年東京大学経済学部卒業。91年、MITスローン・スクール・オブ・マネジメント卒業(MBA)。住友信託銀行、シュローダー投信投資顧問株式会社、マネックス証券などを経て2005年11月より現職。「日経マネー」などの雑誌での連載コラムや、テレビ、ラジオのコメンテーターとしても活躍。また、早稲田大学オープンカレッジ、丸の内朝大学をはじめとするマネーセミナーや講演活動も行う。主な著書に10万部を超えるベストセラーとなった『内藤忍の資産設計塾』(自由国民社)シリーズのほか、『60歳までに1億円つくる術』(幻冬舎)『初心者は株を買うな!』(日本経済新聞社)、『内藤忍の「好き」を極める仕事術』(講談社)など多数。
個人公式ブログ http://www.shinoby.net/  ツイッター http://twitter.com/Shinoby7110

監修:小関 敦之(こせき・あつし)
TVチャンピオン「築地王選手権」優勝。『築地で食べる』(光文社新書)など、築地関連書籍を次々と発表。築地歩きの第一人者として活躍する傍ら、『東京ランチレボリューション』(東京書籍)など独自の「食」人脈を生かしたグルメ本のプロデュースも手がける。また、近著『築地じこみの魚の肴』(東京書籍)ではレシピ本デビューを果たす。ちなみに本業はサラリーマン。
個人ブログ http://www.tsukijioo.com/blog/  ツイッター http://twitter.com/Tsukijioo

監修:神森 真理子(かみもり・まりこ)

慶應義塾大学卒業。 パリ第3(ソルボンヌ)大学で映像ビジネス・アートマーケティングの勉強をし、映画会社に入社。ベルギー・フランス生活を通じ、世界の食文化に魅了される。フードアナリストとして執筆・講演、食×映画の伝道師として食と映画の情報発信・イベント企画などを手掛ける。現在「nifty厳選レストラン」にてカリスマフードアナリストとして、料理通信アンバサダーblog「ニッポン列島食だより」にて料理通信アンバサダーとして食情報を発信中。ウェブマーケター、歌手としての顔も持つ。
webダカーポ http://webdacapo.magazineworld.jp/lifestyles/26720/ 
ツイッター http://twitter.com/_Mariko_ 
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