ゴールだけを見てベストを尽くそう
あるとき、子どもに「ウサギとカメ」の話をしていて気づいたことです。ウサギとカメが競争をしているときの互いの目線を考えてください。ウサギはカメは遅いと勝手に決めつけてゴールの手前で昼寝をします。でも、カメは一所懸命にゴールだけを目指します。ゴールだけを見て歩いていったから、ウサギを追い抜いて到達できたんじゃないでしょうか。
つまり、目標の目指し方、進み方が大事だということです。ウサギはゴールではなく、カメのことを考えてしまった。そこには自分がないと思います。カメに勝つことよりも自分のベストを尽くしてゴールに到達する方が大切です。なのに、相手ばかりを気にして、本当に大切なことを見失ったということです。
では、カメはどうか。自分ができるベストを尽くしただけです。
物語にはマイペースで歩いたように書かれていますが、カメはゴールまでベストを尽くしたと僕は考えています。ゆっくりのんびりではなく、ベストを尽くした。だから、カメが負けたとしても僕は怒れませんね。それ以上はできなかったんですから。
だから、もしカメが負けていたら、僕が言えるのは「カメ、ナイストライ!」です。
富士山の美しさと険しさが
モチベーションを高めてくれる
現役時代、メンタルトレーニングで座禅を組んだり、瞑想することがありました。そのとき、好きなものを考えなさいと言われていました。