今日からお前は富士山だ!
『松岡修造の人生を強く生きる83の言葉』

~弱い自分に負けないために~ 著者:松岡修造
松岡修造

 脳科学者の茂木健一郎先生も言っていたのですが、「脳は苦しいなあと思うときほど喜んで動いている」そうです。

 仕事でも勉強でも、自分の能力の限界を感じる時間、限界の難易度を設定して取り組んでみてください。それをやり遂げたときに脳は最高に喜んで、強烈な記憶として残り、学習効果も上がるはずです。

 僕はそのことを知ってから、いいアイデアが浮かばなかったり、難解な本を読んでなかなか理解できないときに『やったー! 俺の脳、いまブルブル震えて喜ぼうとしているよ!』と思うようになりました。

 バカだなと思うかもしれませんが、僕はそう思うと、いいアイデアがどんどん浮かんできます。本を読むスピードも速くなります。

 壁にぶつかったなと思ったら喜びましょう。そして壁を乗り越えたときには子どものように素直に喜びましょう。そうしたらさらに脳も喜んでどんどん自分を成長させることができますよ。


目標を達成したら
必ずご褒美を用意しよう

 小さな目標でもご褒美を用意するのは大事なことです。大きな目標に近づいていくための非常にシンプルな方法です。

 子どもの頃を思い出してください。「お手伝いが終わったら、ジュースをあげる」「逆上がりができるようになったら、おもちゃを買ってあげる」。そう言われたら、いつもよりがんばったはずです。そのうれしさは大人になっても同じだと思います。

 僕自身も自分にご褒美を用意します。「この仕事が終わったら、ケーキだ」と思うだけで燃えてきます。もちろん、ご褒美にしなくてもケーキは買えます。あえて、ご褒美にするのがいいのです。

 人は常に達成感を求めます。ご褒美があれば、その達成感は倍増するでしょう。また、次もやり遂げるぞという思いも強くなります。何かを達成したときに、うれしい状態をつくることで次につながるというわけです。

 僕にとって、ケーキは「おめでとう」と言われているようなものです。どんな些細な目標でも、ご褒美をプラスすることで大きな達成感を味わえます。次の契約が取れたら、欲しかった時計でもOK。自分で自分のためにご褒美を用意しましょう。