今年最大の目玉車種、新型マーチがいよいよ7月13日登場する!
この本が発売された3日後の7月13日、いよいよマーチが新型にモデルチェンジする。日本を代表するコンパクトカー、マーチがタイ製になるということで大いに注目されていたが、本誌の調査により前号で価格が判明。
最量販グレードは99万9600円と100万円を切る価格で勝負に出た。果たしてこの新型マーチの価格は安いのか? それとも高いのか? さまざまな角度から考察してみたい。
まず新型マーチの価格表とグレード構成は下表のとおり。6月より各販売店で予約受け付けを開始している関係で簡単なスペックや装備は判明している。今回はそのデータでいろいろと検討していきたい。
マーチの注目グレードは、最廉価となる99万9600円の12S、そしてその上に位置する122万9550円の12Xだ。
ある価格が安いか高いかを決めるには、何かと比べてみるのが手っ取り早い。そんなわけで、まずはこの2グレードの買い得感を比べて、どっちが安いかを考えてみたい。
12Xに加わる装備で筆頭に挙がるのがアイドリングストップ。この装備の価格換算はアクセラの場合で約3万円だが、これは安すぎて、だいたい相場は6万円。
このほか12Xには4万円相当のインテジェントキー&プッシュエンジンスターター、2万円相当のUVカットガラスも付いて、プラスされる装備を合計すると17万円相当になる。
いっぽうこの2グレードの価格差は22万9950円。つまり12Sは100万円を切るために6万円ほど割安感を強めた戦略グレードだということがわかる(その代わり電動ミラーの格納機能などはオプションでも付けられないが)。12Sは安いのだ。