「オフ会」という言葉はどこかで聞いたことがあるかと思います。インターネット上で知り合った仲間や、同じコミュニティに属している人とオフラインで会う行為を指します。
英語圏では「オフ会」に近いものとして、「Meetup」という言葉が使われています。一般的に「Meetup」は「オフ会」よりもカジュアル・少人数・突発的で、カフェなどで行われる場合が多いようです。
今回紹介する「Meetup Everywhere」は、そんなMeetupを世界中で開催することができるサービスです。
呼びかけるだけで900以上のMeetupが全世界で開催
Meetup Everywhereは、呼びかけることから始まります。例えば「村上春樹の"海辺のカフカ"が好きな世界中の皆さん、作品について語り合うMeetupを開いてください!」という形です。

一般的なMeetupは「開きます、来てください」という形式ですが、Meetup Everywhereは「皆さん自分の手で開いてください」という形を取る点が特徴的です。
マーケティングの権威であるセス・ゴーディンは、ベストセラーの自著「Linchpin(代替不可能な人材)」に関するMeetupを呼びかけ、現在までに922のMeetupが彼のファンによって開催されています。
Meetupにはセス・ゴーディン本人が顔を出すことはありません。純粋なファンの集いが世界中で行われているのです。
驚くべきはその開催地です。アメリカ、フランス、イギリスなどの国はもちろん、タンザニア、南アフリカ、エジプト、ペルー、コスタリカ、などの欧米以外でも開催されています。未邦訳にも関わらず、すでに日本でも数回のMeetupが行われました。

ニュースサイトのMashableが読者に対して呼びかけたMeetupも、これまでに700回以上開催され、1万2千人以上が参加しています。こちらも開催地はアフリカからアジアに至るまで、多国に渡っています。
ソーシャルウェブでつながりをデザインする
Meetup Everywhereを見ていると、世界はつながっているという印象を抱きます。
同じメディア、同じ本を読んでいる人たちが、文字通り世界中で語り合う。あなたの好きなものは、必ず誰かも好きであり、そこには語り合う余地があるのです。Meetup Everywhereは、同好の士を世界規模でマッチングさせるサービスといえるでしょう。
企業利用の観点からすれば、Meetup Everywhereは手間とコストの掛からない効果的なマーケティング施策になり得ます。一人のファンが周りのファンを巻き込んで、自分たちで語り合いの場を設けてくれるのです。
人々は潜在的に「つながる」ポテンシャルを持っているものであり、ソーシャルウェブは人々の「つながり」を顕在化します。
Meetup Everywhereやツイッターのようなサービスを活用し、周囲の人々との「つながりをデザインする」。そんな視点がこれからは求められてくるのではないでしょうか。



