内藤 忍内藤忍の「グルメ設計塾」

2010年07月22日(木) 内藤 忍

夏こそカレー! 銀座界隈で"少々マニアック"なエスニック系カレーを極める

 健康雑誌「TARZAN」が腹筋特集を始め、グルメ雑誌がカレーの特集を始めると日本の夏がやってくる。それくらい日本の夏の風物詩として、カレーは定着している。

 カレーはインドから入ってきたものだが、ラーメン同様、日本流にすっかりアレンジされている。ビーフカレーなど、インド人もびっくりの具材が入っていたりすることもある。

 東京にもカレーの名店は数多いが、2大聖地は神保町と銀座だ。どちらにも個性あるお店が集まっている。神保町が、どちらかと言うとカレーの「マニア」を対象とした求道系であるのに対し、銀座は万人受けする懐の深いお店が充実している。

ティーヌンの「カウソイ」。エスニックカレーには麺が意外にマッチする

 日本のカレーは大きく、インド風、日本風、欧州風、そしてエスニック風といった具合に分けられるが、私が好きなのはやはりインド風、そしてエスニック風の本格カレーである。

 王道のインド系では、伝統の老舗が東銀座のナイルレストラン

 ムルギーランチと言われる骨付きチキンが乗せられた定番メニューがあり、ほとんど全員がこれを注文する(というか何も言わないとこれが出てくる(笑))。深みのあるカレーに柔らかくほぐれるチキンがベストマッチ。スパイシーというより、何か懐かしい味である。

 また銀座の昭和通り沿いにあるカイバルは本格的なインド料理が楽しめる。カレー以外にもタンドリーチキンなど、スパイスの扱いは絶妙である。実はこのお店、京橋にあるダバ・インディア、銀座にあるグルガオンとも姉妹店。3店舗ともわざわざ行く価値のあるお店である。

 エスニック系カレーで個人的に好みなのは、数寄屋橋近くにあるティーヌンの「カウソイ」というカレー味のヌードル。

 茹でた麺にカレーのスープが入り、その上にトッピングで揚げ麺が乗せられている。タイの北部、チェンマイ周辺の名物料理であるが、エスニックな香辛料の香りでラーメンを食べているような不思議な感覚。ちなみに注文する時は"麺固め"がお約束。

 銀座界隈には京橋屋カレー3丁目のカレー屋さんHARE GINZA 、などまだまだ名店がたくさん見つけられる。インド料理の専門店も多い。

 もしかしたら本場インドよりバリエーション豊富ではないかと思うくらい選択肢が多いのが銀座のカレー。猛暑の夏を、スパイシーなカレーでしばし忘れよう! 

<グルメの法則 17  
エスニックカレーには麺が合う。
タイの名物料理「カウソイ」を注文するときは"麺固め"がお約束。


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「銀座古川」(東京・銀座)
  名物の「海老フライとドライピラフクリームカレー添え」は、ドライカレーからニョキーンと突き出る2本のエビフライのビジュアルが、まるで映画「犬神家の一族」のワンシーンを髣髴とさせることから「スケキヨカレー」という渾名を持つ。ドライカレーに、シチューのように濃厚なクリームカレーをかけて食べさせるアイディアが斬新。
 
  ジャガイモ、ニンジン、玉葱などの野菜類と、大ぶりにカットされたタンがゴロッゴロ入った「タンカレー」も、具沢山でお勧め!。
詳細>> 食べログ 
 

「銀座 楸」(東京・銀座)
  牡蠣料理で有名な店だが、ランチに出すカレーも出色。得意素材の牡蠣を使ったカレーのほか、「ステーキカレー」、「豚角煮カレー」、 「和牛スネ肉カレー」など肉食派も垂涎のメニューが満載の、この店のWebページは必見。うっかりお腹が空いている時にみると悶絶してしまうかも!?
詳細>> 公式HP 
 

「まはから」(東京・恵比寿)
  銀座から離れた店も一軒ご紹介。恵比須駅から少し歩いたところにあるバー。深夜、酔客に出していたカレーが好評で、ランチタイムにもサービスするようになった。人気のチキンカレーは小麦粉などを使わず、さらさらしたルーだが、コクと旨味がある。昼はもちろん、夜食としても胃がもたれない。大山鶏に合鴨の挽肉をブレンドしたキーマカレーは奥深い旨味を感じる。小さな店だが女性客も多く、昼も夜も一人で気楽に立ち寄れる雰囲気。
詳細>> 食べログ 
 

著者:内藤 忍(ないとう・しのぶ)
株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長。1986年東京大学経済学部卒業。91年、MITスローン・スクール・オブ・マネジメント卒業(MBA)。住友信託銀行、シュローダー投信投資顧問株式会社、マネックス証券などを経て2005年11月より現職。「日経マネー」などの雑誌での連載コラムや、テレビ、ラジオのコメンテーターとしても活躍。また、早稲田大学オープンカレッジ、丸の内朝大学をはじめとするマネーセミナーや講演活動も行う。主な著書に10万部を超えるベストセラーとなった『内藤忍の資産設計塾』(自由国民社)シリーズのほか、『60歳までに1億円つくる術』(幻冬舎)『初心者は株を買うな!』(日本経済新聞社)、『内藤忍の「好き」を極める仕事術』(講談社)など多数。

監修:小関 敦之(こせき・あつし)
TVチャンピオン「築地王選手権」優勝。『築地で食べる』(光文社新書)など、築地関連書籍を次々と発表。築地歩きの第一人者として活躍する傍ら、『東京ランチレボリューション』(東京書籍)など独自の「食」人脈を生かしたグルメ本のプロデュースも手がける。また、近著『築地じこみの魚の肴』(東京書籍)ではレシピ本デビューを果たす。ちなみに本業はサラリーマン。