FRIDAYスポーツ

2010年07月18日(日) FRIDAY

仏代表シセ「本田、アイツはオレよりモテるな!」
W杯惨敗後、東京バカンス中の怪物FWを独占直撃!

ジブリル・シセは、フランス・アルル出身のFW。W杯は'02年日韓大会に続いて2度目の出場である
〔PHOTO〕斉藤 浩(以下同)

「それにしても日本代表はがんばったよ。世界のトップレベルへの道を順調に進んでいるんじゃないか。パラグアイには負けてしまったけど、PK戦という結果だから悲観することはない。若い選手も多いし、これからが楽しみだ。なかでも、ホンダはよく2点も取ったよ。でも驚くべきことじゃないのかもね。

 彼はCL(チャンピオンズリーグ)で実績をあげているんだから。あんな活躍したら、モテるんだろうな。ん、オレとどっちがモテるかって? そりゃアイツだろ(笑)。見た目がカッコイイもんな」

 W杯の公式球『ジャブラニ』を片手に、日本代表と本田圭佑(24)にエールを送るのは、フランス代表の大物ストライカー、ジブリル・シセ(28)だ。リヴァプール(イングランド)、マルセイユ(フランス)などの強豪チームを渡り歩き、昨季からはギリシャのパナシナイコスに所属。リーグ得点王にも輝いた。

 その迫力あるプレーはもちろん、斬新な髪型や全身にクールなタトゥーを入れたイカついルックスで、付いたアダ名は"怪物"だ。

 そんな彼が、7月某日、なぜだか、東京・渋谷にあるフランス料理店『レストラン アイ』に現れた。

「ここのオーナーシェフ(松嶋啓介氏)が友達なんだ。来日は3回目。日本は食事ももちろん、有名なファッションブランドが多くて好きだな。今日は、原宿のラフォーレや『BEAMS』を回ってきたんだ。そのせいか、ホテルで寝ちゃって、待ち合わせにだいぶ遅れたよ。そういえば、このTシャツも『BEAMS』のものなんだ」

 コロンのいい匂いをプ〜ンとさせながら語るシセ。ブロンドの超美形ワイフを連れて、どうやら少し早めのバカンスを満喫中。って、本来なら、いよいよファイナルを迎えた南アW杯で、強豪相手にゴールを決めているはずなんだけど・・・。

 というのも、フランス代表といえば、今大会、選手とドメネク監督の確執が表面化。エースのアネルカが代表から追放され、選手はそれを受けて、公式練習をボイコット。空中分解したチームは、結局1勝もできず、早々にアフリカを去る憂き目を見た。

 彼自身も結果を残せず、この旅はさながら傷心旅行のはずである。ただ、そんな状態にもかかわらず、「大好きな日本にやってくるのを楽しみにしていた」とあって、明るい表情で、こちらの直撃に応じたのだった。

 こんなにご機嫌なら、代表選手&スタッフに、厳重な箝口令(かんこうれい)が敷かれているという、内紛の"裏事情"について聞けるかもしれない。

 そこで、「フランス代表、いったい全体、どうしちゃったんですか?」と質問してみたのだが、「・・・それだけは言えないし、話したくない」とさすがに声のトーンが落ちてしまった。

「一つだけ何か言えるのであれば、『次('14年W杯)はきっと良くなるに違いない』ということだ。それよりも、オレのオリジンであるアフリカでW杯が開催され、成功したことが最高に嬉しかったよ。まぁブブゼラはうるさかったけどね。今はもう、2年後のユーロ(ヨーロッパ選手権)にモチベーションを切り替えているよ」

 フランス代表の成績は、到底満足できるものではないが、次の目標を早くも設定するあたりさすがトッププロ。そして日本のファンには嬉しい"移籍願望"が飛び出した。

「もちろん、日本にもまた来るよ。日本はもっとも住んでみたい国の一つなんだ。日本は安全だし、優しい人が多いからね。Jリーグ入り? すぐにはないけど、近い将来、かなり可能性は高いと思うよ。いいチームがあったら紹介してくれ」

 ニックネームに似合わず気さくな"怪物"が、日本サッカー界に上陸する日も近い?

「リフティングして!」という本誌のお願いに「靴が靴だからなあ」と言いながらも柔らかなタッチを披露