伊藤博敏「ニュースの深層」
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変わらぬ巨人と読売の体質
〜笠原とB氏はなぜ告発を決意したのか?

2016年03月17日(木) 伊藤 博敏
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【PHOTO】gettyimages

あらゆるものが金銭授受の対象?

ペナントレースの開幕を前に、プロ野球界の賭博・金銭疑惑が収まらない。

昨年11月、熊崎勝彦コミッショナーが、巨人の福田聡志投手、笠原将生投手、松本竜也投手の3選手に、無期の失格処分を下し、賭博容疑での警察捜査は続くものの、騒動は終息する方向にあった。

しかし、4人目の選手として高木京介投手が、笠原、松本両氏の賭博の中継役であるB氏ルートで野球賭博に手を染めていたことが発覚、3月9日、高木選手は涙の記者会見を開いた。

その衝撃も冷めやらぬうち、笠原氏やB氏が産経新聞、朝日新聞、夕刊フジなどの取材に応じ、独走状態の週刊文春と連合を組む形で、「試合前の円陣を組んだ際の“声出し係”への現金授受」「巨人1軍投手陣との高校野球賭博」などについて証言、また松本氏は、朝日新聞の取材に、「ノック練習でエラーの多い選手が他の選手に現金を払う仕組みだった」と、明かしている。

巨人では、暴力団が関与する野球賭博や闇カジノだけでなく、金銭を賭けたマージャンやポーカー、高校野球の勝敗当てなどが行われており、それだけでなくチームの勝敗や練習まで金銭授受の対象になっていた。

それにしても証言を始めた笠原、松本両氏やB氏の狙いは何か。

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