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2016年03月03日(木) 船越 園子

タイガーはこのまま終わってしまうのか?
~「ウッズ劇場」に明け暮れた米ゴルフ界の1週間

マスターズ開幕を前に

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こんなウッズと観衆の姿は、再び見られるのだろうか(写真/平岡純)

文/舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)

始まりはSNSだった

先週の米ゴルフ界の喧騒は、さながら、「お笑い劇場」の様相だった。

始まりは月曜日。あるゴルフ関連のソーシャルメディアが、こんな内容を発信し、人々を驚かせた。

「タイガー・ウッズの腰は悪化の一途だ」
「歩くのも一苦労。車のシートをフルに倒した状態でなければ、座っていることすらできない」

えっ? ウッズの体はそんなに悪いの? と世間が思ったところで、あるゴルフ記者のツイートが、さらに追い討ちをかけた。

「タイガーは戻ってこれそうにないな。悲しい」

この呟きの主が、ウッズ番記者の中でも筆頭に近いポジションで勢力的に取材執筆を重ねてきた記者だったため、妙に真実味を帯びたのかもしれない。たちまち米ゴルフ界は騒然となった。

こうなったら黙っているわけにはいかないぞということで、ウッズのマネージャーのマーク・スタインバーグ氏が、これらを否定するコメントを出した。だが、そのリアクションがあまりにも瞬時の早業だったため、逆にウッズ側の焦燥感の表れだと見るメディアも出現。それぞれが、それぞれに、様々な報道を始めた。

インターネットもツイッターもソーシャルメディアも存在しなかった一昔前の米ゴルフ界なら、こんな現象は決して起こらなかった。渦中の人物、"主人公"たるウッズは何もしていないというのに、これだけ騒々しくなるのだから、すごいというか、面白いというか、呆れるというか……。

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