経済の死角

中国経済、今度こそ「大崩壊」
〜軍事大国化で低成長を隠すキケンな実情

そのころ北朝鮮では…?

2016年02月23日(火) 週刊現代
週刊現代
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経済危機をよそに習近平は軍事大国化の道を邁進〔PHOTO〕gettyimages

中国経済が、円高株安の日本以上に危機に陥っている。もはや巨竜は青息吐息。習近平は危険な方向に舵を切った。そして習近平以上に危険な金正恩は、軍トップを処刑。両国の最新事情に迫る。

続出する「春節倒産」

中国は、2月8日から始まった春節(旧正月)の大型連休を終えて、平常に戻った。

と思いきや、北京や上海などの大都市で「異変」が起こっているという。

北京在住ジャーナリストの李大音氏が語る。

「春節で帰郷した労働者が、所属する会社や工場などに戻らないケースが続出し、『春節倒産』が相次いでいるのです。中国の企業は春節前、年に一度のボーナスを支給する習慣がありますが、今年は経営悪化でボーナスを出せない企業が多かった。それを不満に思った従業員たちが、会社に見切りをつけるのです。

その他、都市部では、テナントが一斉に撤退した『ゴーストデパート』が続出していて、その数は昨年だけで、約300ヵ所にも上ると言われています。年初から都市部は大荒れです」

中国の平均株価にあたる上海総合指数は、昨年末の3539ポイントから、春節前の2763ポイントへと、わずか1ヵ月あまりで22%も下落している。中国全土に1億8000万人いる「股民」(個人投資家)たちは、年初から損のしっぱなしなのだ。そのため、借金苦から違法な高利貸しに走り、財産を失う人々も、後を絶たない。

大荒れなのは大都市ばかりではない。地方経済もガタガタだ。

1月26日に開かれた遼寧省人民代表大会(県議会に相当)で、陳求発省長はやつれきった表情で、遼寧省の現状を報告した。

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