舛添レポート

就任から2年、任期後半戦を迎えた都知事が語る「東京・長期ビジョン」

2016年02月09日(火) 舛添 要一
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〔PHOTO〕gettyimages

「世界一の都市・東京」の実現を目指して

時の流れは早いもので、都知事に就任してから丸2年が経とうとしている。

2014年2月11日、前都知事の突然の辞任という異常事態の中で、東京都の舵取りを任せられることになった。国会議員や厚生労働大臣の経験はあったものの、地方自治体の長というのは初めてである。しかも、日本最大の自治体であり、首都でもある。

私が就任した時点では、すでに平成26年度の予算案は決定済みであった。予算と人事こそがトップリーダーの権限であるにもかかわらず、それを行使することのできない苦しいタイミングであった。

極論すれば、自前の予算や人事で都政を動かすことのできない体制でのスタートであった。しかしながら、都庁職員は総じて官僚としての能力に長けており、彼らに支えられて、慣れない分野でも必要な職務を完遂することができた。

また、できるだけ現場を視察するようにしてきたことで、「百聞は一見にしかず」という言葉通り、多くのことを学ぶことができた。

たとえば、地下の下水道に実際に潜ってみると、下水の臭気、濁流などがよく分かるし、最新鋭技術に支えられた下水処理場の有り難さがよく分かる。視察する前は、パリの下水道に蠢くジャンバルジャンになるような期待感もあったが、現実はもっと厳しいものであった。

これからも、できるかぎり現地視察を行い、現場重視の姿勢を貫いていきたい。ちなみに、現地視察に際しては、その地区の行政、住民の方々などの協力を頂いたことに深く感謝している。

社会保障、経済、都市整備など、個々の分野の政策については、これまで継続的にその実現具合を記者会見などで公表してきたし、またマスコミ各社が行う「都知事就任2年」のインタビューでも詳細に答えている。

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