高橋洋一「ニュースの深層」
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国際社会はいま、北朝鮮をどう見ているか〜度重なる暴挙、リアルな危険はすぐそこにある

制裁回数はすでにイラク並み

2016年02月08日(月) 髙橋 洋一
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【PHOTO】gettyimages

原因は中国経済の低迷にアリ?

7日、北朝鮮がミサイルを発射した。北朝鮮が当初通告していた8~25日の発射通告を7~14日に前倒した時点で、7日に発射されることはおおかた予想されていた。

しばしば、北朝鮮のラッキーナンバーは9といわれている。筆者が出演していた6日の「正義のミカタ」(大阪朝日放送)で、辺真一氏が解説していた。建国記念日9月9日、金正恩の父金正日の誕生日は2月16日、足せば9。金正恩の誕生日は1月8日で足すとやはり9。今回も2月7日で、足せば9である。

同番組の放映後、8~25日を7~14日に前倒しするとのニュースを聞いたとき、直感的に2足す7で9、しかも、前倒しは7日に発射しなければ意味がないと思ったものだ。

これに対して、国際社会は非難轟々である。ミサイル発射は、明確に国連安保理決議第2094号をはじめとする累次の国連安保理決議及び日朝平壌宣言に違反している。

さらに、北朝鮮は1月に核実験をしている(北朝鮮は水爆と称しているが、米国では懐疑論が多い)。これに対する国際社会の批判も多く、まだ国際的な制裁措置すら決まっていない段階でのミサイル発射とは、暴挙としかいえない。

もっとも、北朝鮮は国内事情と独特の国際情勢観から、独自路線を歩んでいる。ひょっとしたら、核実験で制裁を受けるなら、ついでにミサイル発射してしまえば、2回の制裁措置が1回で済むという程度のものと考えているふしもある。

北朝鮮からみれば、若く実績のない金正恩第一書記の求心力、権威を高めるために何でもやっているだけだ。側近の大量粛清だけでは体制維持をできなくなっている。

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