現代ノンフィクション
2016年02月06日(土) 山田 敏弘

中国政府がネット上で目を光らせる検閲ワード
〜第1位は「くまのプーさん」?

香港の研究者が独自調査

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【PHOTO】gettyimages

香港の研究機関がリサーチ

2015年12月30日、中国の著名な人権派弁護士、浦志強(51)が懲役3年、執行猶予3年の刑を言い渡された。浦は、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」で中国共産党を批判するコメントを掲載したことで、2014年に拘束されていた。この判決によって、浦は弁護士の資格を剥奪されることになる。

この裁判は、中国政府が最近、インターネット上の言論規制・検閲を強化している事実を如実に表している。中国政府の検閲がどういう状況にあるのか、ここで見ていきたい。

著者の手元には、中国の<検閲ワードリスト>がある。香港大学ジャーナリズム・メディア学センターの研究チームが調査してまとめたこのリスト。中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で削除される発言を可能な限り拾うことで、いま中国でどんな言葉が検閲の対象になっているのかを把握しようとする試みだ。取り組みを行っているのは、同研究チームを率いるキングワ・フー准教授である。

1000人以上のフォロワーのいるユーザー30万人以上と、ランダムに選んだユーザーの発言または写真を追跡、シェアされた回数と削除されるまでの時間を記録することで、もっとも検閲されたワードを浮き彫りにする。つまり、検閲者である中国政府にとって「拡散されたくないもの」を突き止めることが出来るのだ。

同研究チームは、20位までの検閲ワードをリスト化している。リストの中身の一部を見てみよう。

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