舛添レポート

都知事が自ら明かす、東京都予算編成の真意〜今こそ長期的ビジョンで「投資」しなければならない

2016年01月19日(火) 舛添 要一
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〔PHOTO〕gettyimages

一般会計予算は総額7兆110億円

1月15日、平成28年度東京都予算原案を発表した。一般会計の総額は7兆110億円と、7兆円を超える規模となったが、これは平成5年度以来23年ぶりのことである。

その背景には、景気回復で税収が伸びていることがあり、都税収入は5兆2,083億円(今年度より約1,900億円増)になると見込まれている。社会保障をはじめ、多分野にわたって財政需要が増えている。

2年前の2014年2月9日に、前任者の突然の辞任という「異常な状況」で都知事に就任して以来、多くの課題に全力で取り組んできた。国政の場とは異なる地方自治の最前線での仕事には、不慣れな部分もあり、また都庁という巨大な組織を動かすことの難しさにも直面してきた。

しかし、現場に頻繁に足を運び、さらには、多くの職員の協力を得ながら、一昨年末には、10年先を見据えた「東京都長期ビジョン」を策定した。つまり、長期的視点に立った政策の種を蒔いたわけである。

今年度は、4年の任期の後半にさしかかる。種の中には、すでに成長しているものもあれば、またこれから芽を出すものもある。これらをさらに大きく育て、花を咲かせるのが、後半戦の課題である。

そのような観点から、都民の幸せを第一に編成したのが、この予算案である。

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