舛添レポート

東京には圧倒的に「夜の楽しみ」が足りない!~世界の都市ランキングで、ロンドン、パリ、ニューヨークに負けるワケ

2016年01月12日(火) 舛添 要一
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〔PHOTO〕gettyimages

大都会の光は「活力」である

外国の大都市を旅行すると、様々な楽しみがある。ロンドンでもニューヨークでもパリでも、観光名所や美術館などを巡り、美味しい夕食でお腹を満たした後も、すぐにホテルに戻って寝るのではなく、さらに娯楽を求めて歩き回る。それが多くの観光客の行動パターンである。私も、若い頃はそのような夜の過ごし方をした。

ニューヨークでは、ブロードウェイを満喫した後、レストランで夜食を楽しんで、アメリカ人のニューヨーカーと二人でマンハッタンを東から西へ徒歩で横断したことがある。若かったからか、暴漢に襲われるようなことを危惧することもなく、すっかり夜の街に溶け込んで真夜中の散歩という、今はもう二度とやらないような経験をしたものである。

パリでは、夕方軽食で腹ごしらえをして、コンサートで良い気分になった後、夜10時頃からレストランで最高のフランス料理を楽しむ。また、別の日は、夕食後、キャバレーで美脚のダンサーのパフォーマンスに酔いしびれる。まさに一日が24時間では足りないような思いをしたものである。

このような楽しみは、田舎に旅行に行ったときには不可能である。地方では自然には恵まれているかもしれないが、深夜まで遊べるところは少なく、夜のとばりが降りると寂しいものである。大都会は、不夜城のように光り輝いており、それが活力となっている。

田舎は暗く、都会は明るい。「都市の空気は自由にする」とともに、「都市の光は元気にする」のである。

誤解なきように言うと、林業ボランティア活動に励んできた私は、森林の空気、水、食べ物も大好きである。日没とともに、風呂に入り、夕食を済ませて、満天の星を眺めながら眠りにつく、この自然との一体化もたまらなく魅力的である。田舎には田舎の、都会には都会の楽しみ方があるというわけである。

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