舛添レポート

世界の都市ランキングで軒並み高評価を得る「東京」の魅力

2015年12月22日(火) 舛添 要一
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〔PHOTO〕gettyimages

英『Monocle』誌の調査で東京が初の首位に

東京は、「世界一の都市」を目指して、ハード/ソフトの両面でダイナミックに変貌を遂げつつある。

グルメ、食事については、どこよりも美味しい料理を楽しむことができる。和食はもちろんのこと、フランス料理でも本場よりも優れたメニューを提供できるし、日本風にアレンジする工夫も天下一品である。

また、交通渋滞がなくなりつつあることも、世界に誇ることができる。そして、このような明るい方向での変化が、今や世界から認められつつある。

都知事に就任して以来、都市外交に力を注ぎ、東京のトップセールスを展開してきた成果が徐々に出てきていることを嬉しく思う。

今年の6月には、イギリスの情報誌『Monocle』が、「生活の質」について、世界の主要都市を比較する年次報告を出したが、9年前の調査以来、初めて東京が首位の座に輝いた(昨年は2位)。

ランキングの材料となる指標は、犯罪率、医療インフラ、教育、公共図書館の数、文化活動、自然環境などで、東京はいずれも高い評価を得ている。

1位から10位までは、順に(1)東京、(2)ウィーン、(3)ベルリン、(4)メルボルン、(5)シドニー、(6)ストックホルム、(7)バンクーバー、(8)ヘルシンキ、(9)ミュンヘン、(10)チューリッヒ、となっている。

同誌は「驚くべき巨大都市であるにもかかわらず、治安が良く、静かであり、世界で最も安全な都市」と述べている。

さらには、多摩・島嶼地域の山や海という自然や、美味しいランチの値段の安さなども、東京を住みやすい大都会にするのに貢献しているという。私も同誌の編集部にコメントを求められたので、さらなる飛躍を遂げるために全力をあげることを強調しておいた。

たとえば高尾山は外国人旅行者にとっては大きな魅力となっているが、これは世界有数の巨大都市を抱える東京都内にあのような美しい自然が残っているからである。小笠原諸島、伊豆諸島などの離島にもまた、東京の素晴らしい自然があるので、今後はこれも世界に売り出していきたいと思っている。

海外からのリピーターを、そして長期滞在者を増やすためにはどうするべきか――。それがこれからの観光戦略でなければならない。

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