日本一の書評
2015年12月26日(土) 柳澤健

スタン・ハンセンが語る!
「だから全日本と馬場はスゴかった」

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著者のスタン・ハンセン氏

レイスは車椅子状態、デストロイヤーは人工関節に入れ替えた

―ハンセンさんが自身の生き様や人生哲学を語った『日は、また昇る。』。本書には、好敵手・天龍源一郎との対談も収録されています。11月15日には両国国技館で天龍の引退興行が行われましたが、すべての試合が終わり、あなたとテリー・ファンクがリング上で天龍に花束を渡す姿は、ひとつの時代の終わりを感じさせるものでした。

レスラーが引退するタイミングには個人差があります。肉体的限界もありますが、もっと大きいのはハートの部分ですね。燃え上がる気持ちがあるかどうか。

私は、51歳という比較的早いタイミングで引退しましたが、天龍は65歳まで現役を続けることができた。テリー・ファンクに至っては70歳を超えてまだ続けている(笑)。テリーはテリーということですね。

引退は本人が決める以外ありません。本人が決めれば、それがベストタイミングなのです。

―プロレスラーは身体を極度に痛めつける仕事です。ハーリー・レイスはほとんど車椅子状態ですし、ザ・デストロイヤーも大腿骨と骨盤の関節を人工関節に置き換える手術を受けています。あなたはサバイバーだと思います。

ハハハ、私はこの通り生きています。

現役を引退した後、背中周りと膝の手術を受けましたけどね。確かにプロレスラーはハードな仕事です。私は恵まれていた、ラッキーだったと思います。

―冒頭には、引退後の生活が詳しく書かれていて、興味深く読みました。

穏やかな毎日ですよ。コロラド州の田舎町で週に5日、スポーツジムで運動したり、看護師をしている妻のユミをサポートして食事や庭の芝刈りをしたり、ボランティア活動に参加したり。

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