高橋洋一「ニュースの深層」
カテゴリーアイコン

【大阪ダブル選】結局「橋下以前」と「橋下以後」、大阪の経済はどう変わったの?

データで読み解く橋下府政、本当の「実績」

2015年11月16日(月) 髙橋 洋一
upperline
【PHOTO】gettyimages

世論調査では維新の2候補がリードのようだが…?

大阪W選挙の投開票日が迫ってきた。事実上、府知事選は大阪維新の松井一郎知事と自民党推薦の栗原貴子氏、市長選は大阪維新の吉村洋文氏と自民党推薦・柳本顕氏の一騎打ち、大阪維新対非維新(自民、共産など)の対決である。

産経新聞社など5社の世論調査では、府知事選で松井氏が栗原氏を上回って、市長選で吉村氏が柳本氏をリードしているという。

大阪の将来がどうなるのか、「大阪都構想」も争点の一つになろうとしている。5月の住民投票では「否決」という結論が一応出ているが、その際、都構想反対派が主張していた、都構想の対案としての「大阪会議」が機能していないからだ。

筆者も、都構想の対案として大阪会議(大阪戦略調整会議)が何度も取り上げられたことを記憶している。ところが、実際にはまったく機能しなかったのだ。

選挙結果は、今後の大阪府市行政にどう影響するのだろうか。

府市の両方を大阪維新がとれば、都構想が再び現実化する。これは、地方政治・行政にとって、二重行政の排除、地方分権で選択肢が広がるという意味で望ましい。ただし、これまでと同じ都構想ではなく、一定期間の検討の後に修正が加えられるだろう。

府市のいずれかを非維新がとれば、都構想はなくなる。それは、橋下氏が登場した以前の大阪に戻ることを意味する。両陣営ともに、大阪が東京に次ぐ2極になることを目指すという意味では同じだ。大阪維新が従来の方法を破ることで、非維新は従来のやり方を踏襲することで、目標を達成しようとしている。

橋下・松井時代の前というと、横山ノック・太田房江両氏が大阪府知事を務めた時代だ。この際、橋下以前(横山・太田時代)と橋下以後(橋下・松井時代)の経済パフォーマンスを、客観的な数字を使って比較してみよう。

1
nextpage



underline
アクセスランキング
1時間
24時間
編集部お薦め記事
最新記事