ドクターZは知っている

衝撃データ入手!大嘘つき中国のGDP6.9%増「本当はマイナス3%」だった

「チャイナリスク」に備えよ

2015年11月01日(日) ドクターZ
週刊現代
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中国株に回復の兆しは見えない〔PHOTO〕gettyimages

そんなに成長しているはずがないとわかっていながら、これまで、誰も中身を知り得なかった中国のGDP。政府によって管理されていたブラックボックスを開け、ドクターZが「本当の数字」を導き出す。

そもそも全部デタラメ

各地で廃墟と化した工業団地や商業施設、上海株の大暴落、人民元の対ドル相場切り下げ……。中国経済の大失速が顕在化し、「チャイナリスク」の恐怖が叫ばれるなか、10月19日、中国国家統計局によってある重要な数値が発表された。

7-9月期のGDP統計だ。

中国経済はいま、どれほど落ち込んでいるのか。チャイナバブルと言われた勢いは、いったいどこまで失われてしまったのか。政府によってコントロールされた統計であるとはいえ、今回の発表でその一端を知り得ることができると、市場関係者の間で大きな注目を集めていた。

そんななか、打ち出された数値は、前年同期比6・9%増。

なんという芸術的な値だろうか。

事前の市場予測は6・8%。中国政府が目標とする数字は7%だったので、そのちょうど真ん中に「落とし込んだ」わけだ。

この数字を作り出した中国国家統計局の担当者の心中は、容易に推しはかれる。

7%成長は、習近平国家主席が公言している国家目標。しかし、中国経済の実情がひどいものになっていることはすでに知られており、7%という数字を出せば、世界中の市場関係者から「嘘つき」と非難を浴びてしまう。かといって、7%を大きく下回る数字を算出すれば、習主席の逆鱗に触れて自分のクビが危ない。こんな葛藤から、6・9%—。

だが、はっきり言って、この6・9%増という数字は、まったくのデタラメ。「真っ赤なウソ」である。

かつてのソ連がそうであったように、社会主義国では、メンツが重視される。そのため、統計数字の割り増しは日常茶飯事。経済学における数多くの研究も、社会主義国の統計があてにできないことをとっくに明らかにしている。当然、中国のGDP統計も到底信じられない。

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