新世代サラリーマンの逆襲

24歳でがん宣告を受けた記者が語る、”ライフミッション”を実現するために必要な3つのこと

日本テレビ/maggie's Tokyo鈴木美穂

2015年08月18日(火) モリ ジュンヤ
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ひとつの会社に勤め、その会社の仕事だけに従事する。高度経済成長期からしばらくは、それが当たり前の働き方だった。近年は会社に勤めながらも、他の仕事や社外活動を行う人々が増えてきており、「複業」や「二枚目の名刺」という言葉もよく耳にする。

会社員にとっての社外活動は、けして本業と無関係なわけではない。会社の外で行っていたことが、本業と重なり、さらに大きなパフォーマンスを発揮できることもあるだろう。

今回「新宿360°大学」に登壇した鈴木美穂さんは、本業では2006年に日本テレビに入社し、10年間報道記者を務める。宮内庁や文部科学省、首相官邸などを担当し、現在は厚生労働省を担当。その傍ら、 社外活動として、がん患者とその家族が本来の力を取り戻すための居場所を作り出す「maggie's Tokyo」というNPOの共同代表理事を務めている。

本業や社外活動の垣根を超えて、自分の人生に全力で向き合っている彼女のアクティブな働き方を紹介する。

ライフミッションを持っていますか?

今日は自分の「ライフミッション」 について話をしたいと思います。突然ですが、みなさんは夢や実現したいことはありますか?

私のライフミッションは、「がんになっても幸せでいられる社会を作ること」。私は2008年5月に乳がんを宣告されました。闘病中は、家族や友人に囲まれていたにもかかわらず、孤独で、不安で、うつ状態でした。そこから抜け出したとき、当時の自分と同じように苦しんでいる人たちに情報と居場所を届けたい、がん患者さんたちが少しでも幸せを感じて生きていけるようにしたい、と考えるようになったのです。

ぜひ、みなさんも人生を通じて実現したいライフミッションを考えてみてください。

では、自分の夢やミッションを実現するために必要な力とはなんなのでしょうか。私はライフミッションの実現には、「行動力」「巻き込み力」「継続力」の3つが必要だと考えています。

会いたい人に会いに行って、行動する

ライフミッションを達成するためにまず大事なことは、会いたい人に会いに行くことです。がんになっても幸せでいられる社会を実現するために、まず私がやろうと思ったことは、がんと闘う人たちに向けた情報発信でした。本業もあるため、自分一人ではできないと考え、私は一人の男の子に会いに行きました。mixiに「がん患者には夢がある」という投稿をしていた男の子です。彼は15歳でがんになり、現在は医科大に進学しているといいます。その投稿を見てすぐにメッセージを送り、彼に会いに行きました。

そして、会いにいったその日にフリーペーパーを一緒に作ろうと誘い、動き出しました。そうして生まれたのが、若年性がん患者が作る、若年性がん患者のための情報マガジン『STAND UP!!~がん患者には夢がある~』です。がんになっても元気に自分の夢と向き合う人人を取り上げ、ポジティブなメッセージを伝えています。2010年春に第1号を発行してから続けているうちに、がんになったことを活かしたいと考える若者が集まって、5年程経つ今では350人ほどの団体になっています。

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