経済の死角

【独占インタビュー】投資の神様ジム・ロジャーズ「日経平均は3万円まで上がる。私も日本株を買い増したばかりだ。ただし…」

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2015年08月05日(水) 週刊現代
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〔PHOTO〕gettyimages

'87年のブラックマンデー、'90年代の日本のバブル崩壊も予見した伝説の投資家は、日本株は「買い」だと語った。だが、その口調に高揚感はない。彼の目には、日本の行く先がどう見えているのか。

アベノミクスは「魅力的」

私はいまも日本の株を所有していますし、買い続けています。7月の1~2週目にも買い増したばかりです。このまま行けば、日経平均株価は3万円まで上がる可能性があると私は考えています。アベノミクスは本当に魅力的な政策ですよ。そう、私たち投資家にとってはね。

そう語るのは、ジム・ロジャーズ氏(72歳)だ。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並ぶ世界三大投資家の一人で、「投資の神様」と呼ばれるロジャーズ氏が、本誌の独占取材に答えた。世界の市場を見通してきた彼には、日本経済、そしてギリシャ危機をはじめとした世界経済はどう見えているのか。

私が日本株を買い増している理由については後ほどお話しすることとして、まずは、世界を騒がせているギリシャ危機についてお話ししましょう。

シンプルに言います。ギリシャは、破綻するしか道はありません。いまのギリシャ危機は'09年末に始まりましたが、今年になっても状況は悪くなるばかりです。

これからも混乱が収束する見込みはありません。デフォルトによる市場の混乱を恐れる気持ちはわかりますが、根本的な問題の解決のためには、ギリシャが破綻する他に、もう方法はないのです。

この問題の本質は、ギリシャが1829年の独立以来ずっと、保有しているカネよりも多くのカネを使ってきたことにあります。ここ200年のギリシャの歴史を振り返って見ると、10年に一度は、財政危機に襲われている。それにもかかわらず、ヨーロッパ各国が、ギリシャにカネを貸し続けてきたことは驚きであり、理解できません。

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