市川裕康「デジタル・キュレーション」

メディア消費はまだ「我流」が中心? メディアリテラシーは受け手だけではなく、創り手視点も必要!

2015年07月21日(火) 市川 裕康
upperline
メディア消費は紙の新聞からスマートフォン、タブレットなどのデジタル化が進んでいるものの、その作法は1人ひとりの「我流」が中心なのではないだろうか? 〔PHOTO〕gettyimages

前回のコラムでご紹介した全7週間の無料オンラインコース「Media LIT: Overcoming Information Overload(メディア・リテラシー:情報過多を克服する〜溢れる情報をコントロールしてメディアをより役立つものにするには)」の第2週目の講座を受講してみました。前回は概要をご紹介しましたが、今回はいくつかの発見とそこで感じた課題、思いついた自分なりの取り組みをご紹介したいと思います。

1日のメディア消費を振り返る

オンライン講座の1週間目の課題のひとつとして、1日24時間のメディア消費の様子を振り返って記録してみるというものがありました。講師のダン・ギルモア氏がサンプルとして彼の1日のメディア消費の様子をレポートしています。

【メディアの消費者としての1日】
・朝起きるとまずeメールとTwitterをさっと見て緊急性を要するときのみ詳細を見る。
・朝食の際にはタブレットでニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ファイナンシャル・タイムズを読む。世界トップクラスの編集者が大事と判断する視点を見たいから。併せてRSSリーダーを活用して事前に登録してあるコンテンツに目を通す。
・自宅のオフィスでReddit、BoingBoing、Ars Technica、National Reviewなどに目を通す。
・勤務中はTwitter、Google+などをデスクトップで立ち上げたまま情報をフォローする。またTwitterを閲覧する際はジャーナリズム、メディアビジネス、テクノロジー、起業家精神、メディア・リテラシーなど5つのテーマで事前に作成したリストを見ることで効果的に情報にアクセスする。
・YoutubeやVimeo上の動画、NPR(National Public Radio)などのマルチメディアコンテンツにも目を通す。
・夕食の後は録画したテレビを見るけれどリアルタイムで放映される番組はほぼ見ない。Netflix、Amazon Prime、サテライトテレビ(Dish)を購読しているのでそちらを視聴。録画をした番組も観るがその際コマーシャルは飛ばして視聴する。
・寝る前には30分程度紙の書籍、あるいはKindleを使用して読書をする。

講座のディスカッションのセッションには、講座参加者がそれぞれのメディア消費スタイルを書き込んでいて興味深いです。全体的にニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ガーディアン、エコノミスト、BBC、NPRなどの世界的に信頼が置かれているメディアを主要な情報源にしている人が多い印象を受けました。

さて、自分の習慣も振り返ってみました。

・朝起きるとまずはiPhoneの通知機能を通じてインストールしている数多くのニュースアプリから配信される速報ニュースに目を通します。併せてeメールを見て緊急の対応があるものがないか確認します。
・朝食前後に日経新聞電子版にざっと目を通します。
・日中はFacebook、ニュースアプリ(SmarNews、NewsPicks、Nuzzle)などから通知機能を通じて送られてくる情報に相当に影響を受け、気になる見出しがあればその記事の詳細を読むという行為が大きな要素を占めているようです。
・国内外の週間・月刊誌を10誌以上購読しているので到着した際に出来るだけ目次と気になる記事には目を通すようにしています。
・夜と朝早くで時間のゆとりがあるときにはBBCとCNNを見るようにしています。
・その他「現代ビジネス」の記事を書くために意識的にテーマを探して普段から情報のアンテナを張っての国内外メディアの徘徊、深堀りは意識的に取り組むようにしています。
1
nextpage



underline
アクセスランキング
1時間
24時間
編集部お薦め記事
最新記事