市川裕康「デジタル・キュレーション」

ニューヨークにできた“シビックテック”ムーブメントの一大拠点! グーグル、マイクロソフトも支援する「シビックホール」の大きな意義

2015年07月07日(火) 市川 裕康
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シビックテック分野に関わる人が集い協業することを目指すコミュニティスペース、シビックホールを紹介するPDF主催者、アンドリュー・ルシェ氏(写真:Flickr @personaldemocracy

毎年6月にニューヨークで開催される政治・行政・市民参画とテクノロジーに関する国際会議「パーソナル・デモクラシー・フォーラム(Personal Democracy Forum : 以下PDF)」に今年も参加する機会を得ました。

以前に何度かレポートしたとおり(2013年2014年)、PDFには約850人の起業家、社会起業家、アクティビスト、企業の政策担当者、ハッカー、ジャーナリスト、学者、政治家、連邦政府・地方自治体政府・財団・NPO職員などが一堂に会し、「テクノロジーを活用することで行政、政治、市民活動の課題をいかに解決しうるか」というテーマについて、2日間、議論・ネットワーキングが行われるカンファレンスです。過去3回に続き、今回は締めくくりとしてのレポートをお伝えしたいと思います。

シビックテックの議論をより深めるためスペース開設

前回まで3回に渡ってお伝えしてきたパーソナル・デモクラシー・フォーラム(PDF)ですが、たった2日間で40人もの各分野の専門家の登壇、そして他の専門家約100人が登壇するパネルディスカッションが展開されており、加えてあちこちで行われた情報交換やネットワーキングで交わされる会話のほんの一部を伝えたに過ぎません。

その他にもドローン、ビットコインの取引履歴であるブロックチェーン、IoT(Internet of Things)などの最先端技術の動向について、シビックテック文脈での可能性について議論されました。また、技術者コミュニティにコラボレーションの協力を求めるニューヨーク市立図書館館長、企業の従業員が団結して経営者に対して署名活動を展開するウェブサービス(www.Coworker.org)など、国内海外の先端事例の紹介なども矢継ぎ早に行われ、途中でついていくのが困難と感じるほど多種多様な論点が議論されました。

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