ITトレンド・セレクト

面接官の主観よりもコンピューターの客観性を!? 企業の人材採用にAI(人工知能)が使われる時代に

2015年07月02日(木) 小林 雅一
upperline
〔PHOTO〕 iStock by gettyimages

AI(人工知能)を使った人材紹介サービスを提供するベンチャー企業が増えている。

●"Can an Algorithm Hire Better Than a Human?" The New York Times, JUNE 25, 2015

上のNYT記事によれば、米国では、この種のサービスを提供する業者として、GildEnteloTextioDoxa, GapJumpersといった新興企業がよく知られているという。日本でも、ビッグデータ解析を手掛けるブレインパッドと求人情報サイトを運営するアトラエが共同で、今年3月から同様のサービス「TalentBase」を提供している。

機械学習でマッチング

これらのサービス(サイト)はいずれも、AIの一種である「機械学習」という技術に基づいている。つまり求人(企業)側と求職(人材)側のデータを大量に集め、それらを機械学習で解析することにより、企業が求める技能や経験を持つ人材を自動で推薦する。

サービスを利用するに際して、事前に入力しておく上記データは、詳しければ詳しいほど効果的と見られている。つまり企業側では詳細な自社紹介データと共に、自分たちが今、どういった人材を必要としているかを、なるべく具体的で分かり易い条件として入力しておく。

一方、仕事を探している人材側では、自分の能力や経験、そして今、どのような仕事を求めているかを、やはり出来るだけ具体的で分かり易いデータとして入力しておく。あとはコンピュータが、これらのデータを突き合わせて両者のマッチング作業をしてくれるというわけだ。

その際、求職者(人材)側のデータとしては、それらのサイトに直接入力されたもの以外にも、「フェイスブック」や「リンクト・イン(LinkedIn)」などソーシャル・メディア上の個人情報が使われることが多い。ソーシャル・メディアには、求職者の人間関係や友達からの評価が載っているので、こうしたデータは企業側から見て、採用を決める際の、一つの大きな判断材料となるからだ。

1
nextpage



underline
アクセスランキング
1時間
24時間
編集部お薦め記事
最新記事