G2 ノンフィクション
2015年05月24日(日) 柴田 悠

「子どもの貧困」について考えるための5つのインフォグラフィックス

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 ©柴田悠/アトリエ・プラン/G2 講談社 または、
 ©Haruka Shibata/atelier PLAN/G2 Kodansha

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1 社会保障費だけで、国家財政はパンク寸前

社会保障費によって、日本の財政は窮地に追い込まれている。税金と社会保険料として政府が得る収入(2012年度:約143兆円)は、今後、「社会保障支出」(2012年度:約113兆円)だけでほとんど使い切ってしまい、その他の支出(社会保障以外の一般政府支出、2012年度:76兆円)は、おもに国債などで賄わなければならなくなる。おまけに、これは「政府の成長戦略どおりに、日本の経済がうまく成長した場合」の予測だ。つまり今の成長戦略だけでは、財政危機はまだまだ解決できないのである。

縦軸は、一般政府(中央政府+地方自治体)の領域別支出と税・社会保険収入(対GDP%)。単位は、物価の変動に左右されないように、「円」ではなく「GDPに対する比率」にしてある。2009年までは実測値で、OECD,.Stat,2013より作成。2012年以降は「社会保障と税の一体改革」(主に、消費税を5%から10%へと増税して得た財源で社会保障を安定化・拡充する改革)を実現した場合の推計値で、厚生労働省「社会保障に係る費用の将来推計の改定について(平成24年3月)」、5頁より作成(「その他の社会保障」と「社会保障以外の一般政府支出」は2009年の値が続くと仮定)。

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