デジタル・エディターズ・ノート
2015年04月23日(木) 佐藤 慶一

”ユーザー文化を反映しながら拡大してきた”ツイキャス、Eコマースに参入---「プラットフォーム上で価値をつくっている人を尊重したい」

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キャスマーケットのトップページ

コラボキャス、規制回線モードに続く新機能

4月22日、登録ユーザー数が1000万人を超える動画ストリーミングサービス「ツイキャス」運営のモイ株式会社はECへの参入を発表した。ツイキャス上に「キャスマーケット」をオープン。ここでは公式グッズに加え、配信者の配信画面から電子チケットが購入できるようになる。しばらくの間は、チケットを販売できるユーザーを限定して機能を提供。プロサッカークラブの浦和レッドダイヤモンズ、シンガーソングライターの井上苑子やハジ→、ロックバンドのドラマチックアラスカがチケット販売をおこなえるようになる。

ツイキャス広報の丸吉宏和さん

ツイキャスの広報を務める丸吉宏和さんによれば、EC機能が実装される前から、iTunesでの楽曲リリースに合わせてライブ配信したことでランキング1位を獲得したり、人気モデルがメイクキャス(メイクの様子を配信)をした際に使った化粧品がアマゾンで売り切れたり、ツイキャスとECの相性のよさを実感する事例がたびたびあったという。

「コマースについて社内で話があがるようになったのはここ半年くらい。2014年3月にはコラボキャス、2015年に入ってからは各キャリアが定める通信速度制限下でも動画視聴が可能な『規制回線モード』を導入し、ユーザーさんの要望や文化を反映して成長してきました。今回のキャスマーケットも、ユーザーさんが自主的に楽曲やチケットのプロモーションをしていた動きを仕組みとして実装したものです」(丸吉さん)

ツイキャスはこれまで、配信者のPRやファンとのつながりづくりに効果を発揮してきた。だが、売上への貢献やリアルへの動員などに課題を抱えていたこともキャスマーケット公開の理由のひとつ。今回のEC参入でその課題解消にも挑む。

キャスマーケットはなにが新しいのか。これまでチケット販売をする際、外部のチケット販売サイトにページを用意し、そこにファン(購入者)を誘導して決済してもらうかたちが多かった。キャスマーケットの登場により、ツイキャス上で配信から購買までワンストップで体験できるようになったことは大きい。

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