デジタル・エディターズ・ノート
2015年05月01日(金) 佐藤 慶一

立ち上げ半年でDeNAに売却! メディアを超えたビジネスを目指す---Find Travel代表・井出一誠さんインタビュー【後編】

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(左)代表の井出一誠さん、(右)CTOの小山千枝さん

2014年秋のMERYとiemo買収を機に、キュレーションプラットフォーム事業に参入したDeNA(ディー・エヌ・エー)。同年12月には食のキュレーションプラットフォーム「CAFY」を立ち上げた。数年後に月間アクティブユーザー(MAU)5000万人を目指す同事業は4月6日に新構想『DeNAパレット』を発表。2つの新媒体を立ち上げるとともに、株式会社Find Travelの買収・子会社化によってキュレーションプラットフォーム事業の厚みが増した。

旅行情報に特化したキュレーションメディア「Find Travelをリリース後、わずか半年でDeNAへの会社売却を果たしたFind Travel代表を務めるのは井出一誠さん(29)。ソーシャルメディアの企画・開発・運営などをおこなうガイアックスで「Gaiaxソーシャルメディア ラボ」、ミクシィ・リクルートメントにてFind Job! スタートアップ」を立ち上げ、編集長を歴任した人物だ。今回、井出さんにインタビューを実施。後編では、キュレーションメディア立ち上げから、直近のDeNAグループ入りまでの歩みを聞いた。

(前編はこちら:ガイアックスとミクシィ・リクルートメントでメディア編集長を経験後、身の回りの不便さを解消するために旅行メディアで起業---Find Travel代表・井出一誠さんインタビュー

「ふつうの旅行者」をメインターゲットにした

―Find Travelは2014年8月にリリースしました。ちょうどバイラルメディアの隆盛も相まって、キュレーションメディアも盛り上がっていた時期です。運営でどんなことを考えていましたか?

井出一誠さん(以下、井出):当時を振り返ると、かなり後発だったので、もう少し早くリリースしたかったです。ただ、公開が遅れたからこそ、急ピッチで伸ばさないといけないと思いました。あとは基本的にメディア露出などはしませんでした。ユーザーのことだけ考えて、メディアづくりに集中したかったからです。

スピード感を意識しながらも、「Find Travelを見てちゃんと行きたくなるか」「いろんな地域を網羅できているか」といったバランスに気を配りました。旅行となるとどうしても、東京や京都などに偏りがちです。だから、各地域の旅行者数に応じて、バランスを考えるようにしました。 

――ガイアックスやミクシィ・リクルートメントでの経験はFind Travelに生きていますか?

井出:基本的には、ぜんぶ生きていますね。たとえば、ガイアックスのときは、クライアントのWebマーケティングをプランニングからおこなっていたので、マーケットやユーザーの感覚を肌感覚で分かっていました。Find Job!スタートアップ時代はKPI設定が厳しかったので、KPIの追い方がいまに生きています。

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