舛添レポート

【舛添都知事日記】東京を「交通」でも世界一に---「自転車推奨ルート」と、舟運の活性化について

2015年04月21日(火) 舛添 要一
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東京都 報道発表資料より

ヨーロッパの大都市に大きく遅れる「自転車の活用」

2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前にして、今、東京の交通体系を総合的観点で見直し、交通という視点からも東京を世界一の都市にしたいと思っている。たとえば、三環状高速道路の整備などにより、渋滞のない大都市を目指すという大きな目標を掲げた。高速道路と並んで、鉄道網の整備も大きな課題であるが、この分野では、東京は世界でもトップクラスである。

しかし、自転車の活用という点では、ヨーロッパの大都市に大きく遅れている。私の公約は、この状況を改善することであり、都内にある各種の自転車レーンを視察し、また海外出張の際には訪問した都市の自転車政策について研究した。そして、この度、「自転車推奨ルート」を設定し、整備することを決めた。これまでも、都道については整備を進めてきたが、今回は、これに加えて、国道・都道・区市道等の区別なく、自転車が走行しやすい空間を連続させ、より安全に回遊できるよう、ネットワーク化した「自転車推奨ルート」を設定した。これは、わが国初の取り組みである。

2020年東京大会の競技会場や主要観光地周辺にある(1)皇居周辺、(2)浅草・東京スカイツリー周辺、(3)新国立競技場周辺、(4)葛西臨海公園周辺、(5)臨海部周辺、(6)大井埠頭中央海浜公園周辺、(7)武蔵野の森周辺の7地区において、約200km規模の整備を進める。すでに決まっている都道や臨港道路の264kmの整備と合わせると、約400kmにわたり、自転車が走行しやすい空間を確保することになる。その結果、都民も外国からの来訪者も、自転車で東京の魅力を満喫できるようになる。

整備に当たっては、車道の活用を基本にして、その地区の道路・交通事情を勘案しながら、自転車レーンや自転車ナビマークによって、自転車走行位置を明示する。区市道については、都が財政面や技術面で区市を支援していく。自転車シェアリングも当然のことながら、ルート選定の重要な要素である。

今後は、このネットワークを都内全域に拡大したいと思っている。

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