つながる!ソーシャル時代 ヒト・カネ・コト
2015年04月16日(木) 松岡 由希子

2025年のキッチンを創造する、IKEAとIDEOの共同研究プロジェクト「Concept Kitchen 2025」

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2025年のキッチンのあり方を研究する「Concept Kitchen 2025」

キッチンを通して未来を想像し、創造する

2025年、食にまつわる私たちの行動は、どのようなものになるのか———。

家庭で最も食を扱う場所である“キッチン”に焦点をあて、このテーマを追究してきたプロジェクトが、「Concept Kitchen 2025(コンセプト・キッチン2025)」です。スウェーデンの家具小売り世界最大手IKEA(イケア)とデザインコンサルティングファームIDEO(アイデオ)が中心となり、スウェーデンのルンド大学(Lunds Universitet)やオランダのアイントホーフェン工科大学(Technische Universiteit Eindhoven)の学生54名とともに、2013年8月から研究を進めてきました。

プロジェクトではまず、2025年の未来像として、「都市居住者が増える」、「家電をはじめ、家庭のあらゆるモノが、インターネットでつながる」、「水・エネルギーが希少資源となる」など、12項目にわたるシナリオを策定。学生たちは、このシナリオに基づき、IDEOやIKEAのサポートのもと、調理器具、ダイニングテーブル、キッチン収納、シンク、ゴミ箱など、キッチンにある様々なものを考案し、設計・試作に取り組みました。

たとえば、アイントホーフェン工科大学のRob van Kasterenさんが制作した子ども向けの調理サポートツール「Creative Cook」は、調理台と拡張現実(AR)を組み合わせ、実環境にデジタル要素を付加することで、子どもの創造性を刺激し、調理の楽しみを体験させようというもの。スタイラスペンとインタラクティブな専用ナイフ・皮むき器・泡立て器で構成され、調理台には、拡張現実により、調理の手順や、スタイラスペンでユーザーが描いた絵などが、映し出される仕組みとなっています。

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