経済の死角

独占スクープ!何があったか全部話す 古賀茂明はなぜ怒ったのか「腰抜け」古舘伊知郎に告ぐ!(下)

2015年04月15日(水) 週刊現代
週刊現代
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発言はすべて事前にチェック

— 1月23日の報ステで古賀さんが「I am not Abe」と発言した直後、官房長官秘書官から番組スタッフにメールが届いた(後述)と聞いています。また、菅官房長官が複数の番記者に、古賀さんのことと は明言しないながらも、「頭にきた」「オレなら放送法違反だと言ってやったのに」などと発言したという内容のオフレコメモの存在も一部で報じられていま す。このメモは、古賀さんも持っていますか。

「菅さんは、わざと複数社の記者に話しているんです。そういう時は、各社とも情報管理が緩くなるんですね。だから、そういうメモがいろんなルートで私のところに回って来るのは、菅さんだって百も承知のはずですよ。

つまりそれは、テレビ局への脅しでもあり、私への脅しでもある。ならば私は、それに屈していないということを示す必要がある。『I am not Abe』と書いたフリップをカメラの前でかざして見せたのは、そのためだったんです」

古賀氏の回答は以上である。テレビ朝日の中堅幹部がこう語る。

「あの日の放送後、全国の視聴者から電話が殺到しました。集計してみると、7割方が古賀氏を称賛する声だった。そればかりか、報道局の若手中堅スタッフたちも、『古賀さん、よくやった』と、密かに喝采しています」

一方、古舘氏を古くから知る人物は、次のように証言する。

「古舘伊知郎の性格を一言で言えば、繊細、気弱、クソ真面目。本来の彼は、政治にも経済にも関心がなく、無趣味な人です。硬派の報道番組など似合わないのに、無理を重ねて、還暦を迎えた現在まで報ステに出続けてきた。

それがいつしか、自分が国を動かしていると勘違いしてしまったのかもしれません。今回の古賀氏とのバトルは、図らずもそんな古舘の本来の姿を露呈させてしまった」

ある番組スタッフによれば、安倍官邸からの圧力が強まったのは、昨年末の総選挙からだという。

「安倍首相は衆議院を解散した晩、報ステの出演だけ拒否。自民党からは、『選挙時期に一層の公平中立な報道を求める』という文書を渡されました。総選挙で自民 党が圧勝すると、官邸はさらに強気になった。こうした中で、局の上層部が過敏に反応したのです。選挙直後から、『報ステ』の出演者にはすべて事前にコメン トする内容を聞き、そのメモを上層部に見せてお伺いを立てるという悪しき習慣が始まりました」

そして、今年1月23日、古賀氏との一問一答にもあったあの「官邸メール事件」が起きたのだ。

「テレ朝は死んだ」

この日、報ステに出演した古賀氏は、後藤健二さんと湯川遥菜さん人質事件に関して安倍首相の責任を追及した。前出の番組スタッフが続ける。

「番組の放送中、菅官房長官の秘書官から報ステの中村直樹編集長に抗議の電話がかかって来た。彼がたまたま電話を取り損ねたら、ショートメールが入った。そこには『古賀は万死に値する』といった激烈な内容が書いてあったそうです。

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