弘兼憲史のアジア立志伝

シマコービジネススクール 第2回
~なぜ会長・島耕作は農業に夢中なのか~

早稲田大学ビジネススクール准教授 長内厚

2015年03月23日(月) 弘兼 憲史
upperline

 シマコービジネススクールとは?
日本を代表するビジネスマンガといえる「島耕作」シリーズ。大手家電メーカーで働く主人公が、現代企業版「のらくろ」のように出世をする過程で、様々なビジネスや事件を体験していきます。ストーリーには、著者の弘兼憲史先生の綿密な取材を基にした実話エピソードもちりばめられていて、企業、特に製造業の ケーススタディーの素材としても活用できるほど。
そこで、このコーナーでは、早稲田大学ビジネススクール(大学院商学研究科)で技術経営・経営戦略論を教える筆者が、島耕作シリーズのケーススタディーを通じて、ビジネススクールの講義のエッセンスをお話しします。

【第1回】はこちらをご覧ください。

まずはお詫びから。読者の皆様、編集部の皆様、連載第1回目の掲載後からまさかの1年を越える休載。周りの人からも「あれ、連載だったの?」と言われる始末。本当に申し訳ございませんでした。第2回目を掲載してもらえるかドキドキしながら原稿を書いております。

昨年は講談社から私のゼミに刺客(=夜間社会人MBA学生として入学してきた社員)が送り込まれ、「納得のいく修士論文が書けるまで修了しません」という真綿で首を絞められるようなプレッシャーに耐えきれず、というわけでもないのですが、公私ともに色々ございまして・・・。

今後はきちんと定期的に原稿を出していきますので、なにとぞ、お見捨てなきよう、心からお願い申し上げますとともに、重ねてお詫び申し上げます。

気がついたら会長になっていた

前回の原稿執筆時から長い時間を経て、モーニング本誌では、我らが島耕作は社長から会長に昇任。しかも、リアルな日本の家電メーカーでは、経営不振の責任を取って事実上引責の会長職等への就任が相次ぐ中、テコットの本業であるエレクトロニクス事業は国分社長に任せるもののグループ全体の経営と将来を考える実権を持った会長に! さすがは島耕作。ビジネス界の「のらくろ」は伊達じゃない。

1
nextpage



underline
アクセスランキング
1時間
24時間
編集部お薦め記事
最新記事