経済の死角

怖がっていても何も得られない 確かに「官製相場」「実体なき株高」だが、それでも上がるものは上がる

ついに来た!「株価2万円超えのこれから

2015年03月18日(水) 週刊現代
週刊現代
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〔PHOTO〕gettyimages

安倍政権は株価だけが頼り

そうは言っても日本銀行による異次元の金融緩和政策が始まって、もうすぐ2年。そろそろ限界を迎えるのではないか。

アベノミクスは所詮「官製相場」にすぎない。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が買い支えるのも限度があるのではないか。

そもそも株価が上がっていても、ほとんどの国民はその恩恵を受けていない。日本経済は早晩行き詰まるのではないか。

株式市場から距離を置いている人びとから、このような不安の声が相次いで上がっている。

だが、それでも株価はさらに上がっていく。安倍政権が国策として推進している「株高政策」が、より激烈に推し進められていくからだ。

その一つが、安倍政権の肝煎りの政策で、今年6月に導入される予定の「コーポレートガバナンス・コード」だ。

「これは金融庁や東証が決める企業統治(コーポレートガバナンス)の方針です。経営者側は潤沢な内部留保を投資に回さなかったり、株主に還元しなかったりすると、説明責任が生じます。そのため、多くの上場企業は手元の資金を投資や配当金の増額、自社株買いに回さなければならなくなる。その結果、さらに株価は上昇していきます。

その象徴的な銘柄が、工作機械大手のファナックです。これまで同社は秘密主義を貫き、株主への還元もしてきませんでしたが、コーポレートガバナンス強化の一環で社長が表に出てきて、総額1300億円もの巨額投資を発表。株価は2月だけで約20%も急騰しました」(株式ジャーナリスト・天海源一郎氏)

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