市川裕康「デジタル・キュレーション」

情報収集と目利きの力が問われる「コンテンツ・キュレーション」---発見・蓄積・意味付け・共有・アーカイブのための工夫

2015年03月17日(火) 市川 裕康
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筆者の「Scoop.it」のページ

あなたが従事している業界内の注目の最新ニュース、会社の同僚に共有しておきたい新しいトピックについての詳細な解説記事、ツイッターやフェイスブック上で話題になって目を通しておくべきトレンド情報など、あなただったらどのように発見し、蓄積し、意味付けし、その上で共有、アーカイブを行いますか?

英語で「ソート・リーダー(Thought Leader)」などと言われますが、ある特定の分野やテーマに関し、専門的な知識を持っていること、あるいは誰よりも情熱を持っていることを日々の活動の中で示し、その知見や信頼を持って業界のオピニオンリーダーとなることでビジネスに活用しようとする人・企業は今後増えることと思います。

一昔ではあれば上司が「今朝の日経のあの記事・・・」と言った際、即座に答えられる情報を把握しておけばよかったかもしれません。ただ、今日は超夕刊のニュースサイクルに縛られないリアルタイムで配信が行われるデジタルニュースコンテンツ、更にブログの記事から話題になっているツイートまで、まさにあふれんばかりの情報に囲まれています。

大量にあふれる情報・ニュースの中から、特定の分野・テーマに関して専門性と情熱を持って安定的に情報の取捨選択(キュレーション)をしてくれる人、「キュレーター」に対して注目が集まっています。もちろん、特定の分野での知見を原稿、ブログ、動画などで作成することで、価値ある情報を発信し、企業のマーケティング活動に活かす事例も、「コンテンツ・マーケティング」という言葉とともに語られているメガトレンドと言えます。

ただ、ブログのように文章にまとめる作業はそれなりに時間がかかること、またタイムリーな情報発信がなかなか難しいことから、注目する記事を厳選し、時に要約したり、自分なりの知見・洞察を加えたりした上で、適切なメディア上で共有すること、「コンテンツ・キュレーション」の重要性も、オリジナルの記事を書くのと同じくらいの注目が集まりつつあるようです。

たとえば、経済情報に特化したニュース共有サービス「ニューズピックス」においては、経済、ビジネス、医療、テクノロジーなど、さまざまな分野で活躍する16名の「プロフェッショナルピッカー(通称:プロピッカー)」を選出し、彼らの「目利き力」にスポットライトを当てています。こうした試みからは、ニュースのキュレーションという行為の広がりを感じられます。

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