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2015年02月19日(木) 松岡 由希子

食にまつわる秀逸な映画を選ぶ、ベルリン国際映画祭のキュリナリー・シネマ部門

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2015年2月、ベルリン国際映画祭を祝う、独ベルリン市の街の様子

世界中から集められた食をテーマにした秀逸な作品たち

仏カンヌ、伊ヴェネツィアと並ぶ代表的な国際映画祭「ベルリン国際映画祭(Internationale Filmfestspiele Berlin)」が、2015年2月5日から15日までの10日間にわたって開催され、盛況のうちに幕を閉じました。

この映画祭で、とりわけ、一般来場者から人気を集めたのが、食をテーマに秀逸な作品を選出する「Culinary Cinema(キュリナリー・シネマ)」部門です。「食を中心とした地域の伝統的な文化を尊重しながら、生活の質を向上させよう」という“スローフード(Slow Food)”を推進する「Slow Food International(スローフード・インターナショナル)」との提携のもと、2007年、一流国際映画祭で初めてこの部門を創設。以来、毎年、フィクションからドキュメンタリーまで、世界中から幅広く、食にまつわる映画を招待しています。

ベルリン国際映画祭「Culinary Cinema」部門の上映会場のひとつ、ルネサンス様式の美術館「Martin-Gropius-Bau(マルティン・グロピウス・バウ)」

2015年のCulinary Cinema部門では、日本映画「リトル・フォレスト」(森淳一監督)のほか、米国・イタリア・スペインなど13ヵ国から20作品が選出されました。2015年2月13日、ベルリン市内のMartin-Gropius-Bau(マルティン・グロピウス・バウ)で上映されたドキュメンタリー映画「Sergio Herman: Fucking Perfect」も、そのひとつ。オランダ人カリスマシェフのセルジオ・ヘルマン(Sergio Herman)氏が、長年オーナーシェフを務めたミシュラン三ツ星レストラン「Oud Sluis」を閉店させ、新たな人生を歩み始めるまでの道のりを2年間にわたって追った作品で、華やかなレストランの知られざる裏側や、“完璧な料理”を絶えず追い求めるヘルマン氏の食への情熱と苦悩が、リアルに描かれています。

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