伊藤博敏「ニュースの深層」
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「工藤会対策はこれからが正念場だ!」 
引き分けなき戦いを続ける福岡県警が狙う
特定危険指定暴力団の壊滅シナリオ

2015年02月19日(木) 伊藤 博敏
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「暴力団壊滅」を宣言する福岡県警のホームページ

福岡県警は、16日、組織犯罪処罰法(組織的殺人未遂)容疑で福岡県北九州市に本部を置く特定危険指定暴力団・工藤会の幹部ら9名を逮捕した。

特定危険指定暴力団

特定危険指定暴力団とは、不当要求には中止命令などの手順を経ずに逮捕できるなど、警察当局が超法規的措置を認められた暴力団で、措定されているのは工藤会だけ。それだけ凶悪な犯罪を繰り返してきた。

今回の容疑は、昨年5月、北九州市小倉北区の駐車場で、逮捕された工藤会幹部らが、男性歯科医(30)を襲った容疑。歯科医の祖父は1998年に北九州市内で射殺された元漁協組合長で、歯科医の父親も漁協幹部。しかも、2013年12月には、射殺された祖父の弟で、やはり漁協組合長を務める男性が射殺されている。

福岡県警は、事件の背後に港湾利権を狙った工藤会の組織的介入があったと見ている。

問答無用の射殺と、事業には何の関係もない家族への襲撃――。

その行動形態と手口は、警察当局が到底、容認できるものではなく、昨年9月13日、トップの野村悟総裁とナンバー2の田上文美夫会長の逮捕を機に、福岡県警は、県警警察官の3割にあたる3800名体制の特別捜査本部を設置。全国からも500名強の応援要員を集めるなど、まさに警察をあげた戦闘体制となった。

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