本荘修二「明日をつくる女性起業家」

明日をつくる気鋭の女性起業家たちに学ぶ、これからの時代を生き抜く14のヒント(前編)

2015年02月01日(日)
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12月上旬に開催したイベント時の一枚:左から、筆者本荘修二、矢島里佳さん、遠藤貴子さん、村田マリさん

これからが楽しみな素敵な女性起業家の方に経営コンサルタント・多摩大学客員教授の本荘が話をうかがう本連載の第二十三回は、これまでのまとめを二日連続前後編にわたりお届けする。 

二年余り前にスタートした本連載では、22人の女性起業家を紹介してきた。事業そのものだけでなく、なぜこの人は今こういう挑戦をしているのか?という視点で、起業家個人について紐解くことを試みてきた。

前回、本連載に登場した三人の女性起業家に登壇いただいた12月頭に開催したイベントを全4回にわたりレポートしたが、これまでの内容の一部を総括するものとなった。さらに今回、筆者の視点を加えながら、22回の振り返りと、そこからの示唆を導きたい。

それぞれに個性があり、ひとくくりにすることは容易ではないが、輝いている女性起業家たちの個性や共通点から、これからの時代を生き抜くヒントを導き、お伝えしていきたい。

強い生命エネルギーを持つ

本連載のインタビューは楽しい刺激に溢れていた。話が面白いのだ。多様な個性はもちろん、これまでやってきたことや今やっていることに対する気持ちが力強く、筆者も話を聞いていて触発された。自由に生きるって素晴らしいとあらためて感じることの連続だった。

企業採用でどういう人材が欲しいかというと、よく「地頭がいい」と言われる。しかし、起業家に求められるのは、まず「生命エネルギー」だ。これは筆者の持論でもあり、本連載でも再三確認させられた。

生命エネルギーが弱くては、コレだ!と思っても、実現まで持っていくことは困難だ。ごちゃごちゃ言ったり考えてばかりでなく、行動を起こすには、エネルギーに満ちていなければならない。不確実性にあふれた新事業を、思わぬ障害を乗り越えて取り組み続けるには、生命エネルギーが不可欠なのだ。辛気臭い蕎麦屋に客は行かないというが、人、顧客、パートナーを惹きつけるには活気やオーラが鍵となる。

もっとも、やたら声が大きかったり、アグレッシブな態度の人のことを指しているわけではない。本連載で取り上げた起業家のなかには、幼い頃は無口だったという方もいた。ちょっと前まで、女性起業家というと、どこかおっかないイメージもあったが、そんなことはない。口下手でも、生命エネルギーが溢れる人はいるものだ。

しかし、社会は自分の生命エネルギーを下げるような力が様々な形で働く。本連載に登場の女性起業家は、そういった力を跳ね飛ばしたり、自らを育んだり、常に挑んでアクセルを踏んだり、人にインスピレーションを受けたりして、結果として生命エネルギーを増すような努力をしている。

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