長谷川幸洋「ニュースの深層」
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3候補とも国民を見ず、内輪で揉める民主党の代表選が盛り上がるはずがない!

2015年01月16日(金) 長谷川 幸洋
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「首相と議論できるのは自分だけ!」と言う岡田克也氏。それを売りにされても・・・ photo Getty Images

かつての社会党のような民主党

民主党の代表選が盛り上がらない。投開票する臨時党大会が1月18日の日曜日に迫っているというのに新聞、テレビは取り上げないか、取り上げたとしてもトップニュースではなく中ごろの話題といった扱いだ。ヤフーのニュースサイトを見ても、代表選関連の記事がメニューに出てこない日が多い。

週刊誌に至っては、ほとんど無視に近かった。15日発売の『週刊新潮』がようやく取り上げたと思ったら「背骨のない八方美人 『細野豪志』の取扱説明書」というタイトルの皮肉な記事だった。細野さん、おめでとう。悪名は無名に勝る。まるで無視されるよりは、はるかにいい。

私も『週刊ポスト』の連載コラム「長谷川幸洋の反主流派宣言」で一度くらいは取り上げようかと思って担当編集者に相談したが「長谷川さん、だれも読まないですよ。やめときましょう」とあっさり不採用と決まった。それくらい、代表選に興味がないのだ。

いったいどうして、民主党はここまで落ちぶれてしまったのか。理由を考えてみると結局、民主党は国民の政党というより党員とサポーター、労組といった内輪の支持者に顔を向けた「サークル政党」化してしまったからではないか。まるで、かつての社会党のようだ。そう思えてならない。

今回、代表選に立候補した3人の訴えをみても、内輪の争いになっている。細野・元幹事長は維新の党との連携に熱心だったはずなのに、いざ選挙戦になると「野党再編は争点ではない」と言って党の自主再建を訴えた。本心を隠しているのが、みえみえではないか。

岡田克也元代表が公開討論会で「細野氏は衆院選前に維新との合併を提案した」と暴露すると、細野は「政治家としてクローズの場所で話したことを公開の場で質問されたのは残念」と釈明に追われた。

岡田の暴露もどうかと思わないではないが、もとはと言えば、細野がはっきり野党再編を目指す、と言わなかったからだ。本来なら、記者たちが細野を徹底的に追及すべきだった。記者の質問が甘いから、岡田が業を煮やして「実は細野はこういう考えなんだ」と記者の代わりに暴露したという面もある。

だが、こうなると泥仕合である。普通の国民からみると「いったい何を内輪もめしているのか」とあきれてしまう。

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