デジタル・エディターズ・ノート
2015年01月31日(土) 佐藤 慶一

収益1億ドル超え、ニュースアプリ開発、社長・発行人交代、新たな国際展開---米ニュースサイト「バズフィード」の2014年を振り返る

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〔PHOTO〕gettyimages

バズフィードとは?

2014年、米ニュースサイト「BuzzFeed(バズフィード)」はさまざまな動きを見せた。そして、その多くが話題となった。メディアとジャーナリズムの転換期において、バズフィードの動向はなにを意味するのか。このメディアの1年を振り返る。

まず、バズフィードを知らない人のために、概要を紹介したい。創設はいまから9年前の2006年。ハフィントンポストを共同創業した、ジョナ・ペレッティ氏が中心となり、バイラル(クチコミで話題になること)を実験するメディアとしてはじまった。

いまでは世界中で月間2億人以上の読者がいるメディアに成長しており、続々と海外展開を進めている。2013年10月にはフランス、スペイン、ブラジルの各国版を公開。現地でも編集者を雇い、翻訳プラットフォームも活用しながら非英語圏での読者獲得にも積極的だ。英語圏は、イギリス、オーストラリアに展開。2014年にはインドやドイツにも進出し、2015年は日本版の開設も視野に入っている。

バズフィードの編集長は、政治メディア「ポリティコ」で活躍していたベン・スミス氏が務め、政治やビジネスに関するニュースにも注力し、調査報道チームも発足している。2013年10月末には、調査報道メディア「プロパブリカ」時代にピューリッツァー賞を受賞したマーク・スクーフ記者が調査部門に参画し、調査部門を牽引する体制となるなど、硬派な一面も見せている。

2014年には社長や発行人の交代など人材獲得・移動が注目を集めるとともに、マネタイズのカギであるネイティブ広告事業や動画事業が成長し、2014年は収益が1億ドルを超えた。海外メディアの報道をもとに、2014年1月から12月までの主な動きを見ていきたい。

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