「就活なう」~ソーシャルウェブは非効率な「就活」を変えるか
ツイッターで就活するデジタルネイティブ世代

 私が所属している会社では、インターンの採用にツイッターが機能しています。

 先日は「英語が得意なインターンが欲しいなぁ」とつぶやいたところ、アメリカ在住で現在日本に帰国中の学生がコンタクトを取ってきてくれました。

 彼はプロフィールと「つぶやき」を公開していたため、私たちは人となりを事前に知ることができました。面接をした結果、理想的な人材だと判断できたため採用に至りました。

 後日「インターンを採用した」とつぶやいたところ、数名の学生から採用についての問い合わせを頂くことができました。業種や企業規模にもよるとは思いますが、"ツイッターは良い採用ツールになっている"という感触を得ています。

 「就活 ツイッター」で検索すると、ツイッターを就活に活用することを説いた本やウェブサイト、就活生向けの「フォローすべき社長アカウント一覧」など、様々な情報が見つかります。ツイッターという新しい道具は、学生たちの「就活」を変えつつあるようです。

効率的なマッチングを実現するLinkedIn

 就職活動にツイッターやSNSを使うという点では、欧米で普及している履歴書共有SNS「LinkedIn」が興味深いです。

 LinkedInでは、自分の職務経験や得意分野などの入力が求められます。その情報をベースに人々とつながることができ、内容によってはヘッドハントされる可能性もあります。

 自分の履歴書をウェブ上に公開することには心理的抵抗がありそうですが、雇用の流動性が高い欧米では、ビジネスネットワーク構築ツールとしての需要が大きいようです。

 LinkedInが画期的な点は、就職市場のマッチングを効率的にしたことです。例えば「日本に住んでいる、ベトナムでビジネスの経験があるマーケター」も検索機能を用いれば容易に発見することができます(検索結果はこちらをご覧ください)。

検索画面

 同じことをLinkedIn無しでやろうとすれば、より高い人材獲得コストが掛かってくるでしょう。LinkedInが労働市場に果たしている貢献は大きいはずです。

 日本にも同様のサービスはあるのですが、いずれも大きな成功を収めるには至っていません。例えばYahoo!Japanの「CU」というビジネスSNSは、2009年10月に撤退しています。

 雇用の流動性が低く、情報公開に対して慎重な人が多い日本には、少し時期尚早なのかも知れません。

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